冬晴れの中の防災訓練

今年度3回目の避難訓練は、避難している間に行方不明者や負傷者が出た想定、かつ、時間予告なしの訓練でした。

教員が連絡を取り合い、行方不明者の救助に向かいます。

担架もAEDなども、実際に手に取るチャンス。教員一丸となって生徒のために力を合わせます。

救助袋からの脱出を、各学年数名ずつ体験をしました。

火災や地震で階段から外へ出られない場合に使用するものです。

救助袋の開け方と脱出の方法を、業者の方に教えて頂きました。緊張の一瞬、足から入ります。中はならせん状になっているので、体をゆだねているとゆっくり降りていきます。白い布で外の様子は見えないので高所の怖さは感じません。みんなの応援の声が近づく中、最後の着地。大事なポイントは底面にお尻を付けた状態で、出口から足を出し、しっかりと両足で地面をとらえて立ち上がること。もしも底面で立ち上がると、浮いているのでゆらゆら揺れて大変です。

いざとなったら使用するかもしれない、普段は意識しない学校内の避難器具を知ってもらいました。使い慣れている階段で、共に過ごしている仲間と、素早く助け合いながら避難できるのが一番安心ですね。

文責 中澤良美