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活躍する卒業生


人生の経験を積んだ先輩からのお話が大きな力に。

昭和56年度卒 五十嵐 晴巳(旧姓:家田)さん
医師 いがらし皮ふ科院長
出身大学 : 浜松医科大学 医学部 医学科
総合病院での勤務の後、自ら皮膚科医院を始め、今年平成29年で開業20年になります。皮膚疾患はもちろん、東洋医学的な体質改善やシミを取る、化粧品の使い方を伝えるなど美容的な治療相談もさせていただいております。どんな内容も医師としてとてもやりがいがあります。たとえば、当院にはかゆみが強くて夜も眠れない、皮膚の症状のせいで外出もできないような方がいらっしゃいます。そんな患者さんが治療で良くなって、眠れるようになったり、仕事や学校に行けるようになったり、してくれると本当に嬉しくます。

西遠では、学習を丁寧に熱心に指導していただいたのはもちろん、それらを生かしていくことの大切さを教えていただきました。これはとても大切なことです。学園祭、体育大会、研修旅行、音楽コンクールなど、たくさんの行事があります。楽しい行事の中で、自分たちで考え決定し、実行していくよう導かれた経験を積んでいきます。また折に触れて、先生や先輩からのお話、講演がたくさんあり、後々大きな力になりました。第二次大戦の時の学徒動員のお話もあり、平和な時代のありがたさ、命の大切さを学ぶ貴重な経験になりました。
社会では、答えのないことに対して答えを探し、試行錯誤を繰り返し、結果には自分で責任を取って生きていかなければなりません。西遠ではそのための練習の機会を与えていただき、心構えも学ばせていただいていたことに、今になって気づかされています。当時、学園長であった岡本富郎先生がいつもお話しくださった「冬来たりなば春遠からじ」というお言葉は、卒業して30年近くたった今でも私に諦めずに前に進む力を与えてくださっています。
西遠の卒業生はなぜか不思議な仲間意識があります。同級生だけでなく、先輩後輩もです。これも大切な財産です。

学園生活で培った企画力・創造力・運営力・実行力。

平成5年度卒 堀 永乃さん
一般社団法人グローバル人財サポート浜松
出身大学 :共立女子大学 文学部 英文コース
浜松市には約2万人の外国人が在住し、企業の海外進出、国際結婚など、地域のグローバル化が進んでいます。地域活性のカギは、外国人の労働力や生産力、文化創造力を活かすことです。よりよい地域の未来のために、「人は地域の財産」の信念で、人材育成や外国人支援に従事しています。
この人生、まさに6年間の学園生活に培った企画力・創造力・運営力・実行力があったからこそだと思います。あの頃は今よりも怖いもの知らずで、「やってみなきゃわからない」精神が養われました。

人とのコミュニケーションで一番大事なことは「きく力」。

平成10年度卒 小川 綾乃さん
アナウンサー
出身大学 :コロラド州立メサステート大学 ビジネス学部
現在、フリーアナウンサーとしてテレビ・ラジオ・MC・講師など声と言葉に携わる仕事をしています。アナウンサーに限らず人とのコミュニケーションで一番大事なことは「きく力」です。西遠時代に学んだことの多くはこの「きく力」です。
西遠での6年間で身に付く礼儀作法やコミュニケーション能力、そして女性学は卒業してからも大いに役立っています。ぜひ皆さんも西遠での6年間で色々な可能性を試してみてください。


西遠での6年間に教わった「人として大事なこと」が、私の生き方の指針です。

平成4年度卒 藤島 淑子(旧姓:西川)さん
株式会社インディプロス
出身大学 :東京大学 法学部 公法学科
大学を卒業してから約10年間は外資系企業に勤めていましたが、結婚を機に独立しました。今は小さな会社を運営し、企業のコンサルタントとして活動しています。昨年からは、「多くの女性にプロフェッショナルとしてよりいきいきと楽しく働いてほしい」という想いのもと、セミナーの運営や、名刺入れなどのビジネスグッズの企画・販売をする「Design Yourself」というプロジェクトも始めました。また、プライベートでは2011年に男の子を出産し、今は一児の母として仕事に子育てに忙しくも充実した日々を送っています。

ここまでの私自身を振り返ると、受験や就職・転職、結婚や独立など、人生の転機といえるときには、常に自分の意思をもって進む道を選択してきたと思います。そしてだからこそ、今の自分に納得し、自分の選択を尊重して見守ってくれる家族や周囲に感謝しながら、苦しいときも前を向いて新たなチャレンジを続けてこられたのだと感じます。
自分で自分の生き方を選ぶこと、苦しい局面でもうひと踏ん張り頑張ること、女性として周囲や家族と調和を保ちながら生活すること。今の私の生き方は、全て西遠での6年間に教わった「人として大事なこと」がベースにあったからこそ実現できたこと、と、日々実感しております。
毎日私たちに厳しい指導や教育をしてくださりながら、根本のところでは個人を信じ、当時から私たちの意思を尊重して日々をサポートしてくださっていた先生方には、今でもとても感謝しています。

西遠で学んだことは、歌うことを選んだ自分の礎に。

平成11年度卒 西尾 舞衣子さん
声楽家
出身大学 :国立音楽大学 音楽学部 声楽科
声楽家として日々音楽と向き合っていると、楽譜はひとつの校則のようなものです。先人が築いてくれた基礎を踏まえた先に、初めて自分なりの表現を生み出すことができます。西遠に通ったころは、正門で一礼したりする伝統の意味も分からずただ従うだけでした。
でも今思うと、それは相手を敬い、人間の温かさを学ぶことにつながっていた気がします。伝統ある西遠で学んだことは、社会に出ても歌うことを選んだ自分の礎になっています。

規律を守ることの本質を学びました。

平成23年度卒 堀江 莉子さん
東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
出身大学 :静岡大学 工学部 システム工学科 静岡大学大学院 総合科学技術研究科
私は4月からJR東海で働いています。現在は研修中で、配属後は鉄道機械(改札機やホームドアなど)の業務に携わります。
入社理由は、日本の大動脈輸送を担う当社で、人々の生活基盤を支えたいと考えたからです。就職活動に対しては、西遠の学内にある鏡の言葉や岡本肇校長先生(当時)の講堂朝会でのお言葉を自分の軸として向き合っていました。
当社は安全のために、規律が重要視されていますが、西遠の先生方の真心のこもった躾のおかげで、規律を守ることの本質をすぐに理解することができました。西遠での教えが社会人になった今でも生きていることに、先生方には本当に感謝しています。