秋から冬の星空

この写真は西遠の望遠鏡を写したものです。タカハシTOA130という口径13cm屈折望遠鏡とタカハシFCT100という口径10cm屈折望遠鏡が載っています。いずれも天体写真が写せる高性能なものです。
架台の赤道儀はタカハシNJPTemma2というものでコンピュータ制御で天体の自動導入ができます。
また写真の接眼部に取り付けてあるのは冷却CCDカメラというもので街中でもこれを使うことにより星雲星団の写真を写すことができます。

写真は2015年11月5日西遠の天文台で写した「まゆ星雲 IC5146」です。
「まゆ星雲」は白鳥座の北の外れにあります。 白鳥座と言えば、北アメリカ星雲や網状星雲が有名ですが、 この星雲も小さいながら発光星雲と反射星雲が入り交じっていて、写しがいがある星雲です。

写真は2015年10月12日14日西遠の天文台で写したNGC7331という銀河です。
NGC7331はペガサス座に位置している比較的大型の銀河で、アンドロメダ大銀河をグッと小さくしたような様相をしています。双眼鏡で確認するのは難しいですが、中心部は比較的明るいので、口径20センチクラスの望遠鏡ならその存在はわかると思います。

最後の写真は、西遠天文地学クラブの卒業生で信州大学に進んだ伊熊さんが今年10月乗鞍で写したものです。オリオン座、冬の大三角、双子座が写っています。

11月21日(土)午後、西遠女子学園で行われる「小学生体験の日」で星座や星の話しをしますのでそれように星座が分かりやすくなるよう線を入れてみました。

<文責>今村守孝