本日の図書館 2021.01.25

例年であればこの時期、図書館では蔵書点検が行われています。蔵書点検では、図書館が所有する本が正しく所在しているかを確認します。現在約32,000冊の本が棚に並べられていますがそれらを1冊ずつデータと照合させていきます。それと同時に使用頻度の低い本を棚から閉架式書庫へ移したり、破損のある本を修理したりといった作業を行います。

蔵書点検のときはこんな感じです。進路の決まった6年生がボランティアで手伝ってくれます。これは昨年の様子。(絵本コーナー点検準備中)

今年度は、現在もコロナ禍の状況にあること、休校のため図書館が使用できない期間があったことを鑑み点検を中止とし、図書館を開館しています。本校では、カウンターで手続きを行う人が不在の場合も、本の貸し出し・返却が可能となっていますが、その際、生徒たちがきちんとルールとマナーを守っていてくれるので、所在の確認できない本が直近5年の年間平均1冊以下に収まっているということも点検を中止できた理由の一つです。

テスト直後に新着図書と図書委員のすすめる本(今月は「女性の活躍、女性が主人公の本」がテーマ)を並べました。

今年は、芥川賞・直木賞受賞作品もリアルタイムで紹介できました。早速、芥川賞作品『押し、燃ゆ』が貸し出され、予約もつきました。作者の年齢も若く、静岡県出身で身近に感じられたのかもしれません。

何かと制限が加えられる日々が続いていますが、本を読むことで心が解放されることもあります。絵本や写真集を見るだけでもいいかもしれません。ちょっと図書館に足を運んでみませんか。

文責 水谷 直美