2つの意味の最後の授業

1年藤組の今年度最後の授業は、米倉茂樹先生の理科でした。 理科は、普段の生活にいちばん密着した学びで、即実践につながります。

今日は、「密」を避けながら、前期に行えなかった、ガスバーナーの実習を行いました。ガスバーナーの点火は、中学1年生の大事な関門です。順序だてて操作を進めます。

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次は、空き缶を使った大気圧を実感する実験を見ました。実はこの実験のために、先生は、大好きなコーヒーを2本飲んだそうです。

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実験の説明を終えて、最後の数分で・・・。一生の友人ができる6年間、意見の食い違いが起こることもあるけれど、それは考えが広がるチャンス。相手のことを決めつけないで「いいところ」を見つけ合って、大事に関係を育てていきましょう。といった米倉先生のお人柄に触れるお言葉を授業で伺えたのは、大変貴重なことでした。

普段通り授業の終わりの挨拶をした後の出来事。クラスの生徒から先生へサプライズ♪

実はこの時間は、この春で本学園での39年間の教員生活にピリオドを打つ、米倉先生にとっても最後の授業でした。そこで、1年藤組の生徒全員で、先生へのお礼のメッセージ集をこっそり用意。こんなにキュートな冊子にしてプレゼントをしたのです。

米倉先生は、突然のことにびっくり!とてーもとてーも感激していらっしゃいました。

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先生が最初にクラス担任になったのが、1年竹組。教壇で授業を行う最後のクラスは、1年藤組でした。今までたくさんの卒業生が大変お世話になりました。

文責 中澤良美