公開LHR

よい天気に恵まれた姉妹遠足の翌日。遠足の疲れをもろともせず、元気いっぱいの5年藤組が公開LHR(ロングホームルーム)に挑戦しました。
LHRとは、
 1)人間として望ましい生き方を自覚し、民主的な人間関係を育てる。
 2)生活を楽しく豊かなものにするとともに、日常生活における自律的態度を養う。
 3)心身の健康を高め、自主的に進路を選択、決定する態度を養う。
ことを目的とする討論会で、高校生は土曜日のクラス活動の時間に年6、7回行います。
話し合われるテーマは「進路」「時事」「女性学」「平和」など学年に応じて変わりますが、そのテーマの中で、何を話題に取り上げるかは各クラスの自由です。
今回、5年藤組は「平和」をテーマに「米軍基地の移設問題」を取り上げました。企画・進行は集配班の7人です。
今年初めてLHRに挑戦する4年生の各クラスの代表者や先生方。そして5年生のHR委員たちが見守る中、LHRが始まりました。

クラス全員が互いの顔を見て話し合えるように、机の配置はコの字型。正面に進行役が座ります。
配布された資料2枚はプレゼン係が作りました。インターネットが普及し、調べものが便利になった世の中だからこそ、出典を明記するなど気を付けることもでてきます。
発表は原則挙手で!指名された人は立って自分の意見を述べます。

そもそも米軍基地は必要?なぜ移設するの?移設先がなぜ辺野古ではいけないの?それぞれの立場で議論は進み、だんだん白熱してくると発表者も言葉だけでなく身振り手振りが、、、

一生懸命自分の考えを伝えようとする発表者に意見を聞く側も真剣そのものです。

自分たちが事前に予測した通りに議論が進むはずはなく、進行役もその調整に追われます。

左から、タイムキーパー兼指名係 中央二人が司会者、右端が会の進行を見守り最後に総括を発表する係です。
後ろでは黒板書記兼プレゼン発表係が活躍中。写真には写っていませんが、書記兼プレゼン係さんもちゃんと職務を果たしています。
2週間前から、昼食持参で何度も集まって準備を進めてきた集配班さんお疲れ様でした。そして自分の考えを自分の言葉で伝える5年生の姿に大きな成長を感じました。

文責:村松和美