元宇宙飛行士講演会

NASAの元宇宙飛行士ジョン・A・マクブライド(JON A・McBRIDE)さんの講演会が西遠の講堂でありました。全校生徒が5・6時間目を使って講演を聴きその後質問を行いました。

スペースシャトルが実際に打ち上げられる際の映像を見ながら、「チャレンジャー号」に搭乗された貴重な体験をお話しいただきました。海軍のパイロットとして活躍後、500人の中から選ばれて宇宙飛行士となられたそうです。NASAの宇宙開発プログラムについてなど、実体験に基づいた内容での講演でした。生徒の質問に「もう一度宇宙に行って、最年長記録を更新したい。」と答えていました。

講演の内容を簡単に紹介します。
・1943年生まれ。1979年に宇宙飛行士となり、1984年スペースシャトルで8日間宇宙へ行きました。女性宇宙飛行士2人をいっしょに連れて行ったことを誇りに思っています。

・若い頃はとにかく勉強して下さい!Study!Study!Study!皆さんの中から宇宙飛行士が誕生することを願っています。宇宙飛行士になったら必ず私に連絡して下さい。

・最も大変だった訓練はプールの中で長時間行われる訓練でした。プールで100時間は訓練しました。宇宙に行くためと思って頑張りました。きびしい訓練を受けてきたので宇宙で不安を感じたことはありません。

・宇宙に行って地球を見た時は感動しました。夜のカムチャッカの火山の噴火は花火のようできれいでした。

・宇宙での食事(宇宙食)では、エビの料理がおいしかったです。日本食は大好きです。宇宙飛行士にならなかったら寿司職人になりたかったとか?

・スペースシャトルは90分で地球を一周するので、1日に16回の夜明けと日没を見ることができます。地球の夜側にまわると星も見ることができます。とてもきれいです。

・宇宙へ行って一番良かったのは、レーガン大統領から直接電話があったことです。

・オリオン宇宙船の実験の写真とお話もあり、将来は火星を目指して欲しいとのことでした。火星に行くにはリサイクルがキーワードというお話しもありました。

<文責 今村守孝>