5月25日・31日に伊豆の国市長岡体育館を中心に令和7年度静岡県バレーボール選手権大会が実施されました。
本校チームは、苦しみながらも何とか決勝戦まで勝ち上がり、クラブ予選1位のリトルクラウンと対戦しました。攻守のバランスが素晴らしく、昨年度もこの大会で優勝を果たした強豪チームです。
1セット目の序盤は、本校チームの効果的なサーブと緩急を使った攻撃で相手を崩し勢いに乗ります。流れに乗って一気に試合を決めたいところですが、試合中盤から簡単なミスが続き、なかなか勢いに乗れません。接戦にもつれ込んだゲームは、最近お得意のデュースに突入します。お互いに打ち合い、拾い合い、繋ぎ合い必死の攻防が続きます。最後は、本校チームのサーブが決まりこのセット32-30で先取します。
2セット目は、序盤から相手のミスと本校チームの攻撃が決まり大量リードで試合終盤に進みます。「このまま行ける」コート内とベンチにフワッとした空気が流れます。しかし、ここからリトルクラウンの反撃が始まります。本校チームのミスと勢いのない攻撃を簡単に切り返され、完全に相手チームへ流れが移りジワリジワリと点差は縮まります。タイムアウトを取っても流れは変わらず同点、そして逆転。21-25でこのセットを落とします。3セット目は、相手の勢いそのままに流れを掴むことが出来ずあっさり敗退。準優勝となりました。
勝ち切る場面で勝ち切れない。やり切る場面でやり切れない。我慢の場面で我慢できない。「徹底の甘さ」が1番の敗因です。私も生徒も経験したことのない痛恨の敗戦となりました。
しかし、夏本番はこれからです。かなり強力な薬になりましたが、この敗戦で個人もチームも意識が変わり、3年生を中心に自立したチームになっていくことでしょう。
6月中旬から始まる中体連に向けて「徹底」を心掛けてチーム全員で最後の仕上げに入ります。
今大会も保護者の皆様を中心に多くの方々から熱い応援を頂きました。応援席からのプラスの声掛けで生徒たちは笑顔になり、勢いに乗ることが出来ます。本当にありがとうございます。
今後とも熱い応援を宜しくお願い致します。






文責 中村智広