ビブリオバトルは面白い! その後

昨年12月11日に、「知的活動推進協議会 よみかたり浜松」主催による第3回のビブリオバトルが行われ、本校からも高校1年生の大石さんが出場しました。
この日のことは、当日ブログにも書きましたので、よろしかったらこちらをご覧ください!
さて、「その後」です。
一般の部で紹介された本、そして鈴木康友浜松市長さんが紹介された本が、オオバも気になりまして、着々と本を購入しております。
現在3冊ゲット。
それは・・・

この3冊です。
一般の部のチャンプ本「本田宗一郎 夢を力に」(本田宗一郎著)
準チャンプ本として、「キリンの子」(鳥居著)
浜松市長推薦本「ローマ法王にコメを食べさせた男」(高野誠鮮著)
このうち「キリンの子」は入手したばかりなので、まだ読んでいないのですが、
冬休みに「夢を力に」を読み、昨日「ローマ法王に…」を読みました。
二冊とも本当に、本当におもしろかったです(「本当に」はかなり強調)。
さすがビブリオバトル!
良い本と出会わせていただきました!
「夢を力に」で驚いたのは、本田宗一郎さんがまだ1962年という働き盛りの時に、既に日本経済新聞「私の履歴書」を書かれていたこと。
彼は西遠と同じ1906年の生まれですから、まだ50代で執筆されたわけです。
いかに日本を代表する人物であったかを改めて実感しました。
「私の履歴書」は自身の書かれた文章ですが、その後の第2部・第3部がこの本にはあり、編集部が「履歴書その後」「語録」を書いています。
50代後半からの宗一郎さんの行き方もエピソードも、面白く読みました。
「葬式不要」の彼の生き様が私は以前から好きでしたが、この本には出会うことなく現在まで来てしまいました。
ビブリオのチャンプ本として、私の本棚にもやってきてくれたこの本。
年末に訪ねてきた息子が、「あれ、これ僕も昔読んだ」と言っていました。
おやまあ、偶然の親子読書ですね。
表紙のF1マシンと映っている宗一郎さんの満面の笑顔が眩しいです。
「ローマ法王に…」も非常におもしろく、やる気をみなぎらせてくれる本でした。
学ばなくてはならないことがこの本にはたくさんありました。
康友市長さんがこの本の素晴らしさを熱く語った意味も、よく分かりました。
浜松市では、この本の著者である高野誠鮮さんを講師として迎え研修をしているそうです。
私もお話を聞いてみたくなってます。
さて、「キリンの子」は、重い本です。
作者は、母の自殺、児童養護施設での虐待など、壮絶な人生を送ってきています。
ビブリオで紹介されたときにも、あまりの内容の重さに心が苦しくなりました。
今は表紙を眺めながら、うーんいつ読もう、いつ向かい合おうと逡巡しております。
エイヤッと掛け声かけてページをめくろうと思います。
歌集ですので、一首一首味わって、ゆっくりと読もうと思います。
ビブリオバトル、恐るべし。
本当に素敵な本とたくさん出会える機会でした。
ビブリオバトルと言うのは、その場所、その時間だけで終わるものではなく、スタートなんだと気づいたオオバです。