第111回創立記念式、そしてコンサート

昨日の創立記念日、西遠は111歳の誕生日を迎えました。
8時45分からの創立記念式には、PTA会長さん、同窓会長さん、PTA常任理事及び理事の皆さん、同窓会理事の皆さんがお忙しい中ご臨席くださいました。
西遠の歴史を振り返るビデオは、昨年110周年の記念にPTAの皆様の寄付によって完成したものです。
初めて見る中学1年生は、どんな感想を持ったでしょうか。
また、明日卒業していく高校3年生は、自分の6年間の歴史を重ねながら、西遠の四季を辿り直したのではないでしょうか。
本当に数えきれない生徒と先生方が紡いだ日々が後ろにあって、そのおかげで今私たちはこうしていられる。
その重みを心に刻む記念日です。
111年という歴史、そして伝統は、
私たち現在の西遠を生きる生徒と教員が誇りに思い、
そして責任を担って、未来へと紡いでいかなくてはなりません。
式辞の中で、何人かの卒業生を紹介しました。
世界で、地域で活躍する、そんな先輩がたくさんいて、
今の私たちを見守っていてくださることほど、
頼もしく嬉しいことはありません。
「できないのではない、ただやろうとしないだけだ」
この「鏡の言葉」を、これから戒めにも励ましにもして、
今、青春の道場で修行している生徒たちもまた、大きく羽ばたき、
世の中で必要とされる人になってほしいと心から思います。
第1部の式典の後は、第2部 記念コンサートの始まりです。
今年は、「VOICE 歌と朗読の世界」と題して、
朗読家の堤腰和余さん、ソプラノ歌手の西尾舞衣子さんのお二人の卒業生がコラボするステージをお届けしました。
この企画をお二人にお話した時、お二人ともとても喜んでくださり、
「縁」「つながり」を大事にしたステージにしようということになりました。
ピアノを中島典子さんにお願いし、
曲・作品、進行も一つずつ話し合って決めたのでした。
第1部 朗読の世界
第2部 北原白秋の世界
第3部 おとぎ話の世界
校長室にて、12月に行われた打ち合わせでは、
九州研修旅行のお土産でいただいた「北原白秋のうた絵本」に目をとめた西尾さん、
「白秋の歌、いいですよね!」と。
「せっかく高2が柳川を訪れているなら、白秋を特集しましょう!」と堤腰さん。
じゃあ、どれを歌います?
「この道」は外せないですね、
楽しい曲も入れましょう!
とページをめくり…
第2部「白秋の世界」が決まりました。
あの打ち合わせの日を思い出すと、
何だか朝ドラの「キアリス」の仕事場みたい(笑)。
暖かい、手作りのコンサートができそうだと思いました。
手作りといえば、打ち合わせの中で、司会は誰がやるのだということになり、
・・・放送委員会の後輩でもあるオオバが、司会を務めることになってしまいました!
天国の川合良治先生(放送委員会顧問 通称ポンタ先生)は、放送委員会の先輩後輩のコラボをにやりと笑って見ていてくださったでしょうか。
前日のリハーサルを経て、昨日の本番を迎えました。
堤腰さんの朗読は、明瞭な発声と、素晴らしい声色。
寺山修司の「かくれんぼ」は、ちょっぴり怖かったですね。

「キユイジーヌ」は何と合唱曲をピアノの演奏と共に朗読してしまう、しかも、「スパゲッティ ペスカトーレ」とか「オムレツ」とか、お腹が鳴りそうな、斬新な趣向!

第2部では、堤腰さんが白秋の一生をナビゲートしてくださり、西尾さんの表情豊かで素晴らしい歌声が講堂に響きました。

そして、第3部では、インドの古いお話「ポストマニ」を、最初は朗読で、次に山田耕筰の歌曲で綴り、おとぎ話の二つの世界を客席に届けました。

生徒代表からは、花束と、そして卒業生お二人には西遠のテディベアが贈られました。

テディベア、お二人とも、とっても喜んでくださいました!
アンコールは、西尾さんの恩師 村木先生が伴奏を務め、会場の全員で「創立讃歌」を歌いました。


西尾さん、恩師の伴奏で歌えるなんて、と大感激していましたよ。
こうして幕を閉じた90分のステージ。
生徒の皆さんに、歌と朗読という二つの表現方法の魅力と可能性を伝えることができたのではないかと思います。
お二人の卒業生に共通するのは、日本語をとても大事にして、その心を伝えたいと思っていらっしゃること。
そして、朗読とピアノ、ピアノと歌、というふうに誰かと繋がっているステージというものの温かさも、教えてくださいました。
会場にいた生徒の皆さんの心に、この日の一コマが刻まれることを願います。