御殿場線の旅

三連休中日の今日、父が母と一緒にJR御殿場線に乗って富士山を見に行くという計画を立てていたので、私も便乗させてもらいました。
まずは新幹線で三島まで。
富士川からの富士。

10月21日の乙女の会の時より、雪はちょっと少なめですね。
80代の両親にとっては、JRでの移動はなかなか大変ですので、あらかじめ、乗り継ぎも時刻表にかなりの余裕を持って計画されていました。
それでも、ホームの果てのエレベーターを見つけて乗降したり、階段しかないところでは細心の注意を払ってゆっくりゆっくり階段を下りたり、なかなかの行程です。
ゆっくり移動して、お目当ての御殿場線に乗りました。
車窓の富士。

天気は快晴なれど、高い富士の峰には雲が湧いており、頂上を隠そうとしています。
大学時代、御殿場駅はバスなどで通ったことがあるのですが、御殿場線に乗ったのは初めてです。
富士山の東側をめぐりながら進む2両編成の列車は、扉もボタンを押して開けるタイプになっています。
これまた大学時代に、扉を手で開けた冬期の中央本線を思い出しました。
さて、御殿場駅に降り立った我々親子は、父がネットで探した「富士山がよく見えるレストラン」にタクシーで向かいました。
あら?「とらや」がある!
この道は、先月の乙女の会のバスツアーの道…(笑)。
バスで巡った道が、実は御殿場駅からすぐ近くだったのを初めて知りました。
父の検索したレストランからの眺望です。

富士には月見草がよく似合う、とは太宰の言葉ですが、
ススキもよく似合いますね。
裾野の広がりは、本当に雄大。
雲の表情も刻々と変わり、
目の前に広がるパノラマをゆっくり味わいました。
親子3人で遠出するチャンスはなかなかありません。
荷物持ち、カメラマン、順番取りなど、両親の旅行の役にはまあまあ立てたかな、とは思いますが、
話が通じなかったり、人の話を聞いていなかったり、一度は違うホームに行ってしまいぎりぎりで電車に間に合ったり…と、となかなかの珍道中でありました。
親子の時間を持てて幸せな一日でした。
そうっと撮った一枚です↓(内緒)