2月22日の講堂朝会

2020年2月22日、2並びの日が、今年度最後の講堂朝会でした。
1年から5年の5学年の生徒の皆さんを前にしてお話したのは、
 ①「希望の灯」像や「17歳」の像など、
    学園に設置された像のいわれや変遷
 ②体育館やプールの落成式など、学園の建物にまつわるエピソード
 ③2月1日に行われた母親学級主催「教育講演会」でお話しされた
  「けやきの木保育園」の園長平松知子さんのこと
 ④学校誌「友情」のこと
でした。

「友情」の表紙は、学園の今昔を伝える2枚の写真が並んでいます。
3月初めに発行される「友情」288号には「17歳」少女像の昔と今の写真が並ぶ予定です。
17歳の像は、最初、旧南館(第2中学館と呼ばれた時代もありました)と図書館(以前は静思堂の西側にありました)の間に設置されていました。
この像がどうしてこの学園に設置されたのか、が昔の「友情」に載っていました。
平成2年の6月に発行された「友情」の巻頭言で、当時の岡本肇校長先生が像を紹介されています。
その本文を皆さんに紹介しました。
「17歳」像は、その前年に亡くなられた中村静先生(校長として本校に3年間お勤めになった、元同総会長さんです)の思いを学園に残したいという同窓会の皆様の強い気持ちが形になったものでした。
清らかな美しさや初々しさ、若さが持つ気品など、10代だからこそ持っている宝物を大切にしてほしいという願いを、肇先生はその巻頭言で綴っていらっしゃいます。
台座には、静先生の言葉も刻まれています。

さあ、講堂朝会の後で、生徒たちはこの像を見てどんなことを思ったのでしょう。
学園にプールがあったことや、そのプールの完成の記念に、なんと「前畑がんばれ」の水泳金メダリスト前畑秀子さんがいらしたことも紹介しました。
体育館が完成した70周年の年には、体操の金メダリスト塚原光男さんがいらしたのは、私も「生き証人」(!)の一人としてお話ししました。
学園には素晴らしい方々が来校されているのです。
そうした学園の歴史を刻んでいるのが、学校誌「友情」です。
友情編集委員の頑張りを想像して、ぜひ近日発行の288号を隅から隅まで読んでもらいたいと思います。
その288号の巻頭言に、私は「西遠の言葉 西遠の仲間」というタイトルで文章を寄せました。
そこには、平松知子さんにかけられて感激した言葉が紹介されています。
学年を越えて結びつき、支え合うことのできる「西遠の仲間」を、皆さんもいつの日にか実感することでしょう。
生徒の皆さんの感想提出を楽しみにしています。

さて、明日から高校3年生の登校も再開されます。
新型コロナウィルス感染症の感染防止対策として、
生徒の皆さんには毎朝の計温をお願いします。
本日各ご家庭にメール配信致しましたので、
大事な健康管理についてご家庭でぜひご確認ください。