6月に入りました。「小さな白板」6月は、名言集からはじめました。パフォーマンス大会に臨んだ生徒たちに、響く言葉はあったでしょうか。
6月2日(月)
世の中は決して行きづまらない。もし行きづまったとしたら、「熱」(熱意)と「誠」(誠意)がないからである。
北里柴三郎

実は、パフォーマンス大会直前で行きづまってる人もいるだろうなという時期。お札の顔にもなった北里柴三郎の言葉を、図書館にある本「君を変える50の名言」第2期より紹介しました。熱と誠、持っていますか?
6月3日(火)
私の発見は、失敗した後も、もったいないと実験を続けたことから生まれた。
田中耕一

「きみを変える50の名言」よりノーベル賞受賞者の田中耕一さんの言葉を。2002年、田中さんは株式会社島津製作所の社員としてノーベル化学賞を受賞しました。あの日のニュースは今でも覚えています。謙虚さがとても新鮮でした。その謙虚さの裏に、「もったいないと実験を続けた」歴史があったのですね。
6月4日(水)
この世で起こることは、すべて修行だと思えばいい。
佐藤愛子

今日はパフォーマンス大会当日。図書館を訪れる生徒は少ないだろうなと思いつつ、生徒の背中を押す言葉を探して書きました。1923(大正12)年生れの佐藤愛子さんは御年101歳。2016年に出版された『九十歳。何がめでたい』はベストセラーになり、昨年映画化もされました。「すべて修行」ときっぱりおっしゃる人生の大先輩の言葉、胸に刻みましょう。
6月5日(木)
怖がる権利は誰にでもあると思う。でも、そこから逃げるならまだいい。攻撃をしてはいけない。
阿南英明

阿南英明さんは、DMATの一員です。災害派遣医療チームDMATは、200年2月、ダイヤモンドプリンセス号で発生したコロナの集団感染に対応しました。来週公開される映画「フロントライン」の主人公のモデルとなったのが阿南さんです。あの時、未知のウイルスに皆が震撼しました。怖がる、逃げるのはいいが、攻撃してはいけない、という言葉、パニックになった時こそ覚えておきたい姿勢です。
6月6日(金)
Don’t rush. Take it easy. Learn something new, little by little. That’s enough.
「カムカムエブリバディ」より

再放送していた朝ドラ「カムカムエブリバディ」から名言を一つ。三代目主人公ひなたが英語で綴る日記、ドラマでは「すべてを急がずに、無理をしないで、自然に覚えられるだけ一日一日と新しいことを覚えていけば、それで十分」と訳されました。これを唱えながら日々鍛錬しましょう。
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日本の色を毎日楽しむ日めくりで、4・5月の素敵な色を集めてみました。お好きな色はありますか? 毎日、校長室でめくるのが朝の楽しみです。

明日は中学オープンスクールです。たくさんの皆様のご来校を心からお待ちしております。