高校1年生は、毎年7月授業おさめの日の午後に「大学模擬授業」を体験します。
今年は、7月24日(金)、国際探究コースと特別進学コースに分かれて、先生の講義をそれぞれ聞きました。
特別進学コースの生徒たちに授業をしてくださったのは、静岡大学農学部 応用生命科学科の 一家崇志 教授です。

一家先生は、「農学の先にある未来 ―生命科学から環境・食品・バイオテクノロジーまで―」というタイトルで授業を展開してくださいました。農学部では、作物や農業のことだけにとどまらず、生命科学、食品、環境、微生物、バイオテクノロジーなど実に広い分野の研究をすることができます。だから、農学という学問を学ぶことで、社会や地球の課題を解決することができる!と先生はおっしゃいました。人も、動植物も、惑星としても、地球規模で健全に生きていかれるように、という大きな視点を持つことが、これから求められるのですね。理系への興味が広がりました。

国際探究コースの生徒たちに講義をしてくださったのは、今年から高大連携の始まった日本女子大学 国際文化学部国際文化学科の 波瀬山祥子 助教。 波瀬山先生がお話してくださったのは、「日本美術はなぜ海を渡ったのか -世界のミュージアムと大学における研究-」です。

皆さんは、日本美術が世界各国の美術館に収蔵されているのを知っていますか?それはどうしてなのでしょう。
アメリカのボストン美術館に所蔵される曾我蕭白(そがしょうはく)の作品を手がかりに、日本文化が世界でどのように収集・保存・研究されているのかを紹介してくださいました。明治の初め、廃仏毀釈の流れの中で、廃棄や破壊を免れた美術品たち…。波瀬山先生は日本画の研究の仕方についても教えてくださり、今すぐ京都のお寺の襖や美術館の展示を見に行きたくなる講義でした。

お二人の先生は、酷暑日の浜松をお訪ねくださり、高校1年生のためにエネルギッシュな授業をしてくださいました。生徒たちにとって、「学問」「大学」とは何なのか、大きく視野が開けた一時間でした。
一家先生、波瀬山先生、ご来校ありがとうございました。

