女性学講演会が開催されました。

 12月13日(金)に「女性学講演会」が開催されました。この講演会は、総合学習「女性学」の一環として、国際理解、環境問題、女性の生き方などをテーマに、毎年開催されています。今回はエッセイストの三宮麻由子さんをお招きして、「心に元気、踏み出す勇気」という演題でお話をうかがいました。
 三宮さんは、東京生まれ、4歳の時病気のため失明されました。高校時代にアメリカ留学、帰国後は大学に進学、大学院を経て通信社で報道翻訳のお仕事をされるとともに、そのみずみずしい感性を発揮して、ピアノの演奏や作曲、エッセイ、俳句や絵本作りのなどさまざまな方面で活躍なさっています。
 講演は全身で世界を感じてみようというアトラクションでスタート。目をつむっていろいろな感覚を確認してみたり実際に音を聞く体験をしたりしながら三宮さんのお話にどんどん引き込まれてゆく生徒たち。三宮さんが超高速で読み上げられるパソコンの音声を聞き取る様子やうぐいすとの口笛でのセッションのエピソードに驚きながら、後半は圧巻のピアノ演奏の迫力に心を打たれ、会場は感動で満たされました。そして、最後に楽しく生きるための3つの方法を教えていただき、質疑応答も含め70分の講演は終了。何事にも前向きにチャレンジする三宮さんに、元気と勇気と感動をいただいたひとときでした。

何かつらいことや苦しいことがあった時に、生徒たちは今回の講演を思い出して、前向きに一歩を踏み出してくれることでしょう。
生徒の感想を紹介します。
「今回の講演会で自分に今までになかった世界が広がったように感じました。私の情報はいつも目からで耳から入ってくることは少ないと思います。これからの生活でもっと耳を使うことで今までと違う生活を楽しむことができるかもしれません。そして、自分から人とのかかわりを持つようにしたいと思いました。今まで困っている人を見かけても、助けて周りから変に思われたらどうしようとか、ことわられたらいやだ、恥ずかしいと思っていたけれど、助けを求めている人が主役だとおっしゃっているのを聞きいて、時と場合を考えて人を手助けすることができる人になりたいと思いました。」(Mさん 高1)
「三宮さんのピアノの演奏をきいた時、私は人ってやればなんでもできるんだと思いました。全てをマイナスに考えず前を向くことで人は変わることができ、世界に目を向け、自分の好きな仕事をすることができるということを学びました。私は何か障害を持っているわけではないのに、できることがあまりありません。それはきっと途中であきらめてしまうからなのかなと考えました。私は三宮さんのお話をうかがって、もっと自分に自信を持とうと思いました。私には夢があり、今がんばっているけれど、できないかなと思ってしまうことが多いです。前向きにいろいろ挑戦してきた三宮さんのお話をきいて自分の中で前向きな気持ちに変えることができました。」(Aさん 高2)

文責 教頭