コードブルーin3菊

遅くなりましたが、HR展の紹介です。
チャレンジ賞をいただいた3年菊組は、学園祭のHR展で、「コードブルー3菊」という題で、救急医療について調べました。ドラマや映画でおなじみの「コードブルー」とは、『緊急事態発生』『手が空いているスタッフ至急全員集合』を意味する救命救急センターでの用語として使用されることも多い事を、まず紹介しました。
そして、世界最古の医療は、ネアンデルタール人に遡ることの紹介、また消防局に取材させていただいた事の紹介などをしました。

担架コーナーでは、「小学生の体重40kgの子供を運ぶのは、意外と重い」という事を体験!中身は、水の入ったペットボトルです。

浜松には、全国に先駆けて昭和40年代に「浜松方式」という夜間の救急医療の体制が作られました。浜松方式が作られるきっかけとなったできごとや、浜松方式ができる前はどうだったのか、などの紹介をしました。浜松方式は、全国から広く勉強に来た、画期的なシステムで、現在の夜間救急室に引き継がれています。浜松市役所の健康福祉部及び浜松医師会の夜間救急室のご協力で取材をさせていただいた夜間救急室の工夫等も、紹介しました。
ドクターヘリは、全国に何機あるのかを地図で示し、1つの県で2機持っている県は、LEDが点く仕掛けです。

巨大製作物は、ドクターヘリです。設計から組み立て、そして展示といってしまえばあっと言う間ですが、設計一つとっても試行錯誤の連続で、ヘリのローター部分はどうするか、内部はどうするかなど、様々なところでいくつもの壁にぶつかりました。その制作過程での数々の困難は、多くのメンバーの協力によって乗り越えることができました。

写真はありませんが、病院死と自宅死のグラフを提示したり、「Q助」の紹介もしました。
スマートフォンやパソコンが発達した今は、ネットで症状によるトリアージができるようになっています。そのアプリの名前が「Q助」です。このブログをご覧になっている方も、お手持ちのスマホ等で「Q助」と検索をしてみてください。
最後に、救急医療によって私たちは支えられ、助けられているということ、同時にそこに頼りすぎずに自分たちでも命に向き合うことが大切なのだ、と調べを進めていくうちに、分かってきた事を伝え、まとめました。

いつも身近で、助けられている医療について知らなかった事をたくさん知り、自分たちもよい勉強になったHR展でした。

文責 杉山