中学バレー部 東海大会9年ぶり3回目の優勝・2年連続6回目の全国大会出場

8月8・9日に令和7年度第47回東海中学校総合体育大会バレーボール大会がエコパアリーナで開催されました。

本校チームは、1・2回戦と順調に勝ち上がり準決勝では、三重県1位の久居東中学校と対戦しました。昨年度の覇者で今年度も経験豊富な大型選手を擁する優勝候補です。

1セット目は、序盤から本校チームが、攻守でリズムを掴み試合を優位に進めます。相手の大型アタッカーに2枚ブロックで応戦し粘り強いディフェンスで対応します。相手エースのインナーに苦しめられますが、終始落ち着いて試合を進めこのセットを取ります。

2セット目は、エースの打ち合いレシーブの拾い合いが随所で観られ、手に汗握る展開となりました。この試合に勝てば全国出場が決まります。両チームとも選手はもちろんベンチも大応援団も気合いが入ります。そして、25-24の本校1点リードの場面でその瞬間が訪れます。エースがセンターからクロスに打ち込み、相手のレシーブが乱れ26-24で試合終了。2年連続6回目の全国出場が決まりました。

私も選手も大応援団も笑顔と泣き顔でぐちゃぐちゃのお祭り騒ぎ。選手と保護者の今までの取り組みが報われる瞬間です。本当に良かったと安堵する気持ちと2年連続全国大会出場のプレッシャーから解放される気持ちが入り乱れしばらく放心状態です。

そして、少しの休憩時間を挟み全国出場達成の余韻に浸りながら決勝戦に突入です。相手は、県大会の決勝戦で対戦した静岡県2位のAスマイルです。県大会では、ギリギリの勝負を勝ち切った感があり今回もかなり苦戦することは予想されていました。

1セット目は、相手エースのインナーとセンターセミに苦しめられて予想していた通りの苦しい展開が続きます。それでも交代して入った選手たちが「声と笑顔と全力」「基礎の徹底」を心掛けゲーム終盤には普段通りの落ち着いた雰囲気になっていきます。

1セット目を18点で落とし2セット目に入ります。苦しめられたインナーの強打とセンターセミに2枚ブロック&レシーブで対応します。少しずつスピードと高さに慣れてきて良いリズムで試合を進めます。このセットを16点で取り返し勝負の3セット目に入ります。

序盤から相手エースの平行強打に苦しめられミスも続き点差が大きく開きます。タイムアウトも中盤までに2回使い果たし絶体絶命のピンチです。しかし、本校チームは、春の県大会決勝で19-11から連続失点を続け、まさかの大逆転で準優勝に終わった苦い経験があります。「諦めなければ何とかなる」この試合から得た教訓です。苦しい状況でも生徒たちは落ち着いて「声・笑顔・全力」「観察」「基礎の徹底」を続けています。ジワリジワリと点差が無くなり試合終盤でついに追いつきます。そして25-24からエースが強打を叩き込み9年ぶり3回目の優勝を決めました。

今大会は、地元のエコパアリーナで開催され本当に多くの方々の応援に支えられました。迫力のある熱い全力応援で生徒たちは平常心で試合に集中することが出来ました。本当にありがとうございました。

全国大会は、8月17日~20日の日程で長崎県諫早市を中心に開催されます。「声と笑顔の全力バレー」をチーム西遠で貫いてきます。引き続き応援宜しくお願い致します。

文責 中村智広