3月の足音が…

高校3年生の登校も再開され、6学年がそろう1週間が始まりました。
やっぱり、朝の正門でも、懐かしい高3生が登校する姿を見ると、嬉しくなるものです。
そして「久しぶり!」と思わず声を掛けると、ニッコニコの笑顔で返してくれるのも、幸せですね。
とはいえ、刻一刻と別れの日は近づいているわけで、3月の足音が聞こえるというのは、切ない気持ちが募ってくるということでもあるのです。

河津桜も見事だけれど、生活会館のお庭の枝垂れ白梅も、いとをかし。
さて、大学生はすでに春休みに入っているのですね。
次々に母校を訪れる卒業生たち。
今日は66回生が「センセーッ!」と陽気に校長室を訪ねてくれました。
しかし、どうしてみんな4人組なんだろう?笑
4人組その一。クラスメイト。

「先生、誕生日おめでとう!」とイチゴ大福をプレゼントしてくれました。感謝感激!
話は就活の話から、西遠の卒業式のエピソードまで。
そうか、MちゃんとHちゃんは最初の校歌斉唱から泣いていたんだね、3年前の卒業式の真実を初めて知ったオオバでした!
4人組その二。部活仲間。

彼女たちはなぜ図書館にいるのか、というと、
その昔、演劇部に所属していた彼女たちは、高2の九州研修旅行で訪れた長崎の平和祈念像の前で、原爆の詩を群読したのです。
「喪服の太陽」というその詩を、みんなで久しぶりに鑑賞したい、ウェブで調べても出てこない、西遠の図書館に本があるはずなんです!
と図書館を訪ね、司書の水谷先生にお願いして、探し出していただきました。
あった~っ!という嬉しそうな叫び、
ここは静謐な場所であるべき図書館ですよー。
休み時間で良かった…。
自分はどの行を読んだんだっけ、
どうやって読んだっけ、
練習したよね、
楽しかったね…、と一同嬉しそうでした。
西遠時代の思い出は、クラスや部活動、行事に姉妹と、いろいろなところに大事に保たれているのですね。
自分もまた思い出のアルバムに綴じ込まれた彼女たちとの日々を懐かしんだ午後でした。
おまけ↓ 演劇部、渾身の群読「喪服の太陽」@長崎平和祈念像前

【追記】
それでは、いただきまーす!