国際カンファレンス、私はこう思った! その6

同じ静岡県の熱海市で大規模な土石流が発生しました。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして、救助や復旧にあたってくださる皆様に心から感謝致します。大規模な土石流でみるみる家が飲み込まれていく映像に、息をのみ言葉を失いました。県内各地、そして他県でも、土砂災害の危険性や川の氾濫の危険性の高い所が多々あるかと思われます。雨もまだ続くようです。どうぞ皆様、最新の情報を集め、この先も安全を第一に行動されますようにお願い致します。

6月25日(金)の「第1回西遠国際カンファレンス」に最上級生として参加した高校3年生の感想を特集します。昨年度、西遠を引っ張ってくれた学年として、また後輩を見守る立場として、あたたかく力強い感想がたくさんありました。また、自分自身の「卒業後の未来」も語ってくれています。では、高校3年生の感想をどうぞ。

仲間や後輩に刺激をもらう
  • 自分と同い年もしくは年下の、沢山の生徒が国際交流、社会問題に真剣に向き合い発信する姿をみて尊敬し、私も何か自ら動かねばと思いました。難しい問題から逃げることなく、自分の意見、考えをもつことはとても大切だと感じました。快適な所から1歩外へ踏み出すことは怖いけれど、自分の大きな成長に繋がると聞き、具体的になにをしようかと考えてみたいと思いました。
  • 今までも、西遠は国際協力に力が入ってるなと思っていましたが、改めて今回のカンファレンスに参加してみて思っていた以上に色々なプロジェクトをやっていてすごいなと思いました。同級生や後輩が発表している姿を見て、やりたいことや新しいことに挑戦していてかっこいいなと思いました。
  • 同級生や下級生がこのコロナ禍にも関わらず、様々なことに挑戦している姿を目の当たりし、触発されました。今までは受動的になってしまうことが多く、また挑戦したいと思ってもやる前から諦めてしまう自分がいたことは否めないので、今後は自分がやりたいと思った気持ちは無駄にせず、主体的に行動したいと強く思いました。
  • 私ももっと積極的にこのようなプログラムに参加してみたかったです。国際的なことは自分の進路に直接関係がなかったとしても、海外の方と交流することで得られる知識も多くあるし、そのような経験をすることは自分を成長させる上で大切だと思います。プレゼン力やICTを活用する力は将来不可欠になってくるので、高校生のうちから慣れていくべきだと思いました。
  • 学校で行った行事以外の外部の活動を自ら参加している人が大勢いることにショックだった。私自身は新たな試みや自分のしたいことを自ら進んで行うということはせず、ここまで来てしまったことに後悔してしまった。
  • 違う学年の活動は普段知る機会がないので、今日の活動報告はとても面白かったです。特に、旧4年生のプレゼンスキルアッププログラムは、アメリカの大学生に直接アドバイスをもらえるという内容が羨ましいと思いました。私も興味があることについて国内や海外の人と意見を交換する機会を自分で探して参加していきたいと思いました。
  • 動物愛護についてのプレゼンで、その活動に対してとても熱量を感じて、私も何か夢中になって挑戦できるものを探したいと思った。
  • たくさんの国際交流の形を通して、英語力やプレゼンテーション力、情報リテラシーなど今後色々な場面で必要になるであろう様々な力を養うことができたという発表を聞き、私も積極的に国際交流に参加していきたいと思いました。
  • オンラインであっても、海外の学生と交流したり、プロジェクトを行ったりした経験はとても貴重なものになっただろうと思います。英語力の向上だけでなく、問題解決をする力や人の意見を聞く力など、学校の授業ではつけることが難しい力をつけることができる機会の大切さを感じました。
  • ホームルーム展を通して感じたこと、これから繋げていくべきこと、そしてコロナ禍でも積極的に行動に移している人たちのことを知ることができてよかったです。
  • 同じ学校の子達が勇気を出して、新しい挑戦をしている姿を見て、凄く刺激を貰えました。
舞台に立って
  • 初めて発表してみて、英語力を高めたいと思えました。緊張して、大変だったけれど楽しく発表できてよかったです。また、発表を聞いて、今のこの状況だからこそできたことがある、外国人と話すのが怖い、海外へ行きたくない‥‥そんな考えを持つことしかできなかった私が、海外に行ってもっともっと外国の方と話したいと思えました。楽しい時間をありがとうございました。
  • 発表側として、自分のやってきた成果を報告しましたが、得たことを全て皆さんに伝え、来年に良い影響を与えられるように頑張りました。
コロナに負けない!
  • 昨年はコロナ禍だったけれど、様々な活動を通して国際交流ができたことを改めて実感しました。自分としても学園祭や、国際ミートアップ、CMAに参加したことで、クラスメイトと課題を深く掘り下げ、新たに発信していく力をつけられたと思います。今年度の学園祭も後輩のHR展を通して学んだり、普段から世界の情報に敏感になっていきたいとおもいました。
  • 海外の人と繋がると言うことに関して、今までは直接対面という方法しか頭にありませんでしたが、コロナによってZoomというものを知り、多くの人がコロナ前に比べ国内だけでなく国外の人とも容易に話せることができるようになったと思います。今回の発表を聞いて私も外国の人と自分の英語の力を使って話したいと思いました。
  • 昨年度のHR展は何もかも初めてのことでどのクラスも大変だったけれど、発表を聞いてそれぞれどのような点で工夫したのか、大変だったのかなど知ることができて、みんな大変だったんだなと、あの時の苦労がちょっと報われた気がしました。
  • コロナだからできないと殻を被ってしまうのではなく、コロナになって今までできていたことが出来ないという環境が制限されたことでできたことがあったのだと思いました。ある意味コロナは進化のための第一歩になったと感じます。
西遠最後の1年間をどう過ごすか?
  • 自分も国際コラボレーションプログラムに参加したが、上手く会話が出来ず、悔いの残る結果になったことを思い出し、勉強だけでなくコミュニケーション力を鍛えられるよう頑張りたいと改めて思った。
  • 春休みに行われるたオンラインの交流プロジェクトを受けようと思っていたのですが、オンラインだからいいやと思い、辞めてしまったことに後悔しました。次の機会があったら、積極的に参加したいです。
  • 受験生として今まで一つの視点から英語を捉えていましたが、これからの国際社会で活躍できるようにひとつのコミュニケーションツールとして英語を捉えていくことが大事になっていくと感じました。
  • 今回の発表を聞いて、グローバル化が進み、海外の人とのコミュニケーション能力が求められるようになっている現在、西遠の生徒と海外の学生が自分の意見や価値観、文化の違いなどを話し合う経験を聞き、私自身も大きな刺激を受けました。また、6年生になった今、学園祭という形で気になることや知りたいことを探究する機会はもうないけれど、今までの経験を活かして大学生でも自分の興味のあることを研究し続けたいと感じました。人と自分の考えを共有することで視野を広げ、自分の考えをもっと明確にすることができる、自分の可能性を知ることが出来るのだと改めて感じられるいい機会になりました。
後輩にエール! HR展への期待
  • 挑戦してみる事に損はありません。どんな事も自分には出来ないと思はず、自分の考えを様々な場面で発信して、やりたいと思ったことは最後まで諦めずに追求して積極的に挑戦して下さい。皆さんのご活躍を期待しています。頑張って下さい。
  • 昨年度はオンライン学園祭ということもあり従来とは異なる形での開催となったため、オンラインならではの動画や編集、プレゼンの方法が見つけられたと思います。それも踏まえ、今年度、オンライン技術も活用し、より一層理解しやすいホームルーム展ができるといいなと思います。
  • 一人一人が意見や関心を持ち今後に繋げられていけるような、また浜松や世界を活性化していけるような姿勢で取り組んで欲しいと思います。
  • 私は4年生の頃にHR展責任者をしました。その時に1番自分にとって足りないと感じたのはコミュニケーション能力です。クラスの中に指示を出す時も必要で、なおかつ本番のプレゼンテーションの時にも必要でした。今年HR展対象のクラスの人はコミュニケーション能力を思う存分に広げるチャンスだと思って頑張ってください。応援しています。
  • 学園祭をその場だけで終わるのではなく、その後も継続して何かを続けられるようにするのがいいと思います。例えば、何か社会問題を取り上げるのなら、今後の生活の中でみんなが、改善や解決に向けて協力していける方法を考えるということです。学園祭、とても楽しみにしています。
  • HR展は西遠ならではのとてもいい伝統だと思っています。クラスで一つのテーマを追求する力は自分の世界の視野を広めてくれるはずです。友達と協力し最高の思い出になるよう頑張ってください!
  • 可視化できないテーマに挑戦することは少しの勇気が必要なことですが、これからの自分に必要なスキルや思考力を養えるようなテーマをクラス全員で研究することを期待しています。
卒業後の未来を拓く!
  • オンラインスタディーツアーを通して、私たちは日本人であるにも関わらず日本について全く知らないということに気がつきました。なのでまず自国を知り、それを伝えていけるようになってから世界と関わっていけたらと思います。
  • 大学では国際関係の学部で学びたいと思っているので、英語力をみがき、ほかの言語も操れるような人になりたいです。自分の知識や語学力で、日本と海外をつなげるような役割を果たしていきたいと思います。西遠で英語のプレゼンテーションや、課題探究型学習ができたことは、大学受験やその先の学びにも役立つと思うので、この経験を忘れないようにしたいです。
  • 留学はしてみたいし、大学生になったら行くつもりです。私は実際に会うことで学ぶことができると思うので、自分の興味の赴くままに世界について知りたいと思います。
  • 目標は英語教師になることです。自分に自信が持てず、諦めそうになったり、英語の勉強が嫌になったこともあったけれど、頑張りたいと思えたのは、この学校に入ってからでした。英語の楽しさを学べ、この楽しさを生徒に伝えたいと思えました。楽しい授業ができる先生になりたいです。
  • 浜松をSDGsで活性化させていきたいという夢があるので、浜松内だけでなく、浜松を世界規模のSDGs発展都市にしたいと思っている。
  • 杉田先生がおっしゃっていたように、自分の意見を自分の名刺として、堂々と発表できるように、常に思考し社会人として世界に進出していきたい。
  • 宇宙ステーションのようにたくさんの国々と何かをきっかけに協力してひとつのものを作り上げていきたい。

高校3年生のあふれ出る思い、たくさん掲載したくて、すっかり長くなってしまいました。真剣にお読みくださった皆様、ありがとうございました。高校3年生をはじめとして、西遠生たちは本当に真剣に未来を拓こうと頑張っています。先輩の姿は後輩の目標になり、後輩の頑張りは先輩の励みになります。コロナに負けることなく、自分の力で道を拓いていく彼女たちの姿に、どうぞ応援よろしくお願い致します。