小さな白板2026 第1週

図書館入り口に掲げる「小さな白板(ホワイトボード)」、今年もどうぞよろしくお願い致します。
授業初めの1月6日から掲げた2026年第1週を振り返ります。

赤い実をつけた植物は、新年の床の間や玄関を飾りますね。それぞれの高さで実を日に照らす「赤」をうたった短歌を、新春初めての白板に書きました。
この短歌には、「志賀直哉旧居」との詞書があります。志賀直哉旧居は奈良市内にあります。「城の崎にて」「暗夜行路」で知られる白樺派の文豪は、昭和初期に地震でこの住まいを設計したそうです。ネットで写真を見つけ、私も行ってみたくなりました。

3種類の赤い実、西遠にもあります。ぜひ探訪してみてください。

大雪で太郎も二郎も眠れないのではないかという永井さんの短歌に、誰もが三好達治のこの短い詩を思い出したことでしょう。

 「雪」    三好達治
太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。

6年菫組の皆さん、昨年の「文学国語」でみんなでこの詩を解釈したこと、思い出してくれましたか?あの授業では、珍解釈も多々生まれましたが、それも大事な高校3年生との思い出です。

おとといのブログで紹介した歌集「今日はさしみかった」(具志川具志男)より。そりゃないよ!と、ププッと吹き出しそうな短歌です。
笑っちゃう短歌、元気が出る短歌は生徒の皆さん大好きなので、白板への具志川さんの登場頻度は高くなりそうです。

味付け海苔のぱりぱりという音。小さな生活の音が、こうした短歌になる…。耳を澄ませて、かすかな音にも意識を払いたい、そんな気持ちになりました。