全校講堂朝会「120周年を迎えるにあたって」

今朝は、今年度最後の全校講堂朝会でした。すでに家庭学習に入っている高校3年生はいませんので、中1~高2までの5学年での講堂朝会です。テーマは「創立120周年を迎えるにあたって」としました。

3月3日の創立記念日に、西遠は「創立120周年」を迎えます。「第120回創立記念式」の内容を説明しながら、どういう気持ちで、式に、そして120周年の西遠での生活に、臨んでほしいのかということをお話ししました。

最初に振り返ったのは、1月に行われた「女性の生き方を考える弁論大会」です。中学生には、高校生の弁論のことを、高校生には中学生の弁論のことを伝えたいなと思いました。そして、この西遠ならではの行事が、大切に継承されていくことの意味、そこに全員が参加することの意義をお話ししました。

そして、2月21日に行われる「第6回西遠国際カンファレンス」の意義についても説明しました。国際交流や、課題探究の活動にどう取り組み、それが生徒一人一人の成長にどう結びついているのか、こうした行事を続ける意味が外来者の方にはどう伝わるのか…。この行事もまた、西遠独自の行事であり、参加する側の意識を竹めてもらいたいと思ったのです。

そして、3月3日。「第120回創立記念式」は、節目の年でもあり、お客様をお迎えして式が行われます。浜松市長の中野様、同窓会、PTA、旧教職員、法人理事や評議員の皆様など、学園に関係するたくさんのお客様が列席される式に、西遠生たちはどんな思いで臨むべきでしょうか。
中学生はすでに第2部の合唱の練習を始めています。「歌」に込める思いもまた大切なものです。同窓会長の二橋様やコールリモーネの皆様との発声練習を経て、今どんな気持ちで合唱の練習に臨んでいるでしょう。

3月3日の式典もそうですが、これから120周年の様々な行事が行われる今年、生徒の皆さんには、記念の年に生徒として参加できる幸運やワクワクを大事にしてほしいですし、「未来を拓く女性」になるための3つの力「確かな学力」「世界で生きる力」「豊かな人間性」をすべての活動から着実に育んでほしいと思っています。

ちょうど、ミラノ・コルティナオリンピックの開会式が朝行われていたので、その話も少ししました。「誰も寝てはならぬ」の感動的な熱唱に不覚にも涙が出たことは、私に「歌の力」を感じさせるものでした。また、そのあと朗読された詩は、イタリアの詩人・児童文学作家ジャンニ・ロダーリ『Promemoria(プロメモリア/覚え書き)』という詩でした。日本でいうと、谷川俊太郎さんのような存在かしらと思いながら、ヤマザキマリさんによるその詩の解説を聞いていましたが、その中に「絶対にしてはいけないのが戦争だ」とうたわれていることを知って感動しました。さらに、オリンピック旗を持ち入場するおひとりが広島市長だった秋葉さんであったことも、ジーンとするものがありました(秋葉さんに関する読売新聞記事)。朝の慌ただしい時間に垣間見ただけの開会式ではありましたが、生徒に伝えたいシーンがたくさんありました。オリンピックは「スポーツ」の祭典であると同時に「平和」の祭典でもあるのだというメッセージが、イタリアの会場からひしひしと伝わってきたからです。ぜひ、開会式のダイジェストで確認してほしいです。

今回は、今年度最後の講堂朝会となりましたので、集会記録の全員点検を宣言しました。皆さんは、120周年を迎えるにあたってどんな決意をしたのでしょう。中1~高2のすべての皆さんの感想を読むのが楽しみです。

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明日は衆議院選挙。講堂朝会でも少し触れましたが、昨日からトレンドに上がっているワードがあるのをご存じでしょうか。
#ママ戦争止めてくるわ というものです。これもまた「平和」の大切さを伝えるものです。講堂朝会に集った「未来の有権者」のために、明るい未来を継承できるよう、私も明日、「戦争止めて」きます。選挙権の行使が、大人として、大事な大事な姿勢であると思うから。
最後に、戦争をしない、民主主義を守る、人権を守る、そういうことを教えてくれる大事な本たちを、校長室の本棚からピックアップしてみました。私が様々思い迷う時、人生の参考書として大事にしている本たちの一部です。

  • 「永遠平和のために」カント
  • 「ほんとうのリーダーのみつけかた」梨木香歩
  • 「ミライの授業」瀧本哲史
    「わたしはマララ」マララ・ユスフザイ
  • 「戦争犯罪と闘う」赤根智子
  • 「井上ひさしの「子供に伝える日本国憲法」文:いのうえひさし 絵:いわさきちひろ
  • 「僕は、そして僕たちはどう生きるか」梨木香歩
  • 「祖母・母・娘の時代」鹿野正直・堀場清子
  • 「五色の虹」三浦英之
  • 「18歳からの民主主義」岩波新書編集部
  • 「アンネの日記」アンネ・フランク
  • 「1945年のクリスマス」ベアテ・シロタ・ゴードン
  • 「民主主義」文部省

写真に写っている本は、私の人生の参考書のあくまで一部です。これらの本は、このブログでもほとんど紹介している(おそらく井上ひさしさんの本以外)ので、詳しくお知りになりたい方はぜひブログ内を検索してみて、ぜひお読みください。皆様の人生の参考書もぜひ教えてください。