夏休み入りした第30週、7月末日までの白板をまとめます。図書館開架日、そしてエアコン関係で急遽模試の会場となった30・31日に、白板をかかげました。
7月28日(火)
書いてあることはまったく守られず反省文は小説となる
具志川具志男

具志川具志男「今日はさしみかった」より。夏休みなので、具志川具志男さんの楽しい短歌を。「これからは絶対にやりません」とか「これからは〇〇する人になります」などなど、頑張って書いて提出された反省文。でも、まったく守られないと、どうなるか…。現実感のない反省文が「小説」という作り物になっていくんですね、ままあることです。ただし、書く瞬間、書いた本人は、絶対にやるぞという気持ちで書いてることを信じましょう!
7月30日(木)
おほぞらゆ暗黒の月落つるともわれは本読む死ぬまで読まむ
坂井修一

模試会場となった図書館3階を利用する高校3年生に敬意を表して掲げた短歌。作者坂井修一さんの「本を読む」ことへの強い決意と、「ゆ」「む」という古典文法理解ができているかというチェックも込めて。「おほぞらゆ」の「ゆ」は、万葉集「田子の浦ゆ」の「ゆ」ですね。格助詞「湯」は、「〇〇から」「〇〇を通って」と訳しますね。「大空から暗黒の月が落ちるとしても」という、かなり大胆な場面の想像。そんな状況でも、私は本を死ぬまで読もうという強い意志の助動詞「む」。学問への情熱にも通じる一首です。
坂井修一さんは、「短歌研究」2026年5・6月号に、この短歌と共に「読書三昧」という文章を寄せていらっしゃいます。読書への止まぬ情熱を感じさせる文章に、学ぶ姿勢を教えられました。
7月31日(金)
「め」をつけて呼ぶべし鳥の名のようにスズメ、ユリカモメ、このギゼンシャメ
加古 陽

「短歌研究」2026年7・8月号で出会った短歌です。加古さんは記者として定年を一年後に控えた心境を短歌に綴っていらっしゃいます。批判的な思考を持ち、物事の真実を追求するジャーナリストの道。「語学」と題されたその短歌集からは、職業・生き方への矜持が感じられました。
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7月から8月へ。


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