懐かしのアニメ

明日の朝、Eテレであるアニメーション映画が放映されます。
作品名は「銀河鉄道の夜」、ますむらひろしさんによるアニメーション映画です。

ますむらひろしさんは、宮沢賢治の作品を猫を主人公にして描いている漫画家です。明日午前9時から放送される「銀河鉄道の夜」も、もちろん主人公たちは猫。1985年の作品です。

私がこのアニメーション映画をどうして「懐かしい」と言っているのかと言いますと、ある高校生の読書感想文を思い出すからです。
平成元年度のことでした。私が非常勤講師として勤務していた県立J高校で、夏休みの宿題として「読書感想文」が課されたのです。教えていたクラスは男子のみのクラスでした。国語の非常勤講師として、夏休み後に彼らの感想文を読んでいたところ、一人の男子の感想文が、こう始まっていたのです。
 ねこが主人公なんて、変わった話だと思いました。
ん?…題名を見ると、「『銀河鉄道の夜』を読んで」とありました。アニメ見て感想文を書いたことが瞬時にバレました…。
授業に行き、「そりゃあ、変わった話ですよ。でも、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』は人間が主人公です」と私が告げると、周囲が吹き出し、本人が「え?」とびっくりして周りを見回し…。本人に改めて読み直し・書き直しを指示しましたっけ。今日、アニメの予告編を見て、何十年ぶりでしょうか、この爆笑エピソードを思い出しました。彼らは元気かしら?

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は素晴らしい作品で、この作品から影響を受けた人はたくさんいます。ますむらさんもそのお一人でしょう。「銀河鉄道999」の松本零士さんも、きっと宮沢賢治の作品からインスピレーションを得たのだと思います。
今、集英社の「青春と読書」で連載中の、三浦英之さんの「銀河鉄道の夏」も楽しみに読んでいます。第1回には、「銀河鉄道の夜」に異なる2つの結末があったということが書かれていて、とても興味深く読みました。第2回には、わが愛する高村光太郎も登場しました。

多くの人に今も多大な影響を与えている宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」。その一つの表現方法としてのますむらひろしさんのアニメーション映画、明日ぜひ視聴してみてください。

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明日は、第61回卒業生の皆さんの同窓会があります。再会が楽しみです。