秋休み中のオオバの読書記録です。
「SF短歌 時空を超える31文字」松村由利子著

正確に言うと、秋休み前に読み終わってしまった本ですが、短歌って無限大の可能性を持っているなあと心から思いました。
時空を超えたり、宇宙を想像したり、楽しい短歌がたくさん詰まっていて、とても気持ちよく読めた一冊です。
高校生にも読みやすい本だと思いました。エッセイに短歌も乗っているという感じの本ですから、「歌集」は敷居が高いという人におすすめ。
10月後半の「小さな白板」でも紹介したい短歌が目白押しでした。休み明けの白板、どうぞお楽しみに!
「カジョクのうた」カン・ハンナ著

2024年のTEDxHamamatsuで登壇した歌人カン・ハンナさんの本が出ました。少しずつ読んでいたので、読み終えたのが秋休みとなりましたが、国を超えて家族を詠んでいる短歌が詰まった、素敵な一冊でした。お母様への想い、結婚という大きな転機、そして日本の家族と韓国の家族…。TEDxHamamatsuのアフターパーティでお会いした愛くるしいカンさんのことを思い出して、優しい気持ちになれました。
家族とは離れていても繋がりて韓国語でも家族は家族(カジョク)
「おかえり」の温もりのごと君がいる台所からお湯が沸き立つ
日本語を知らない母を抱きしめて「会いたかったです」と夫は言う
カン・ハンナ
「コルビュジエさんのつくりたかった美術館」五十川藍子著

先日、東京で、日本女子大で生徒の皆さんと別れてから、娘とお蕎麦屋さんに行く間の隙間時間、私は、久しぶりに上野の国立西洋美術館に立ち寄りました。
そこで購入した本が、この「コルビュジエさんのつくりたかった美術館」という本です。帰りの新幹線で楽しく読みました。
5年月組の生徒たちのなかにも、HR展の予習としてこの本を読んだ生徒がいたら…と思いながら、東京初の世界文化遺産となった西洋美術館の建物の設計者ル・コルビュジエの想いを辿りました。
ル・コルビュジエは、娘が大学院で研究していた人でもあるので、勝手に親近感を感じています。その彼が、西洋美術館にどんな夢を託したのか、そしてその夢を引き継いで東京文化会館ができたことなどを知ることができました。さっき巡ったばかりの建物を、もう一回頭の中で見学し直した気持ちになり、今、休館となっている東京文化会館がこれからどうなるのだろうと考えさせられました。
ちなみに、西洋美術館は65歳以上無料でありました。モネやルノワール、ゴッホやロダンの作品に触れることができ、至福の時間でした。秋休み、「国立京都博物館」「国立西洋美術館」と2つの国の機関を訪ねることができました。平和のために、豊かな心を育むために、芸術にしっかりと予算を回す国であってほしいと思います。
学校誌「友情」306号

おまけ!
9月末に発行された「友情」306号は、120周年記念号でした。オオバが書いた部分もいろいろあるので、感慨深く読みました。
生徒の皆さんもぜひ隅から隅まで読んでくださいね。編集委員の発行までの努力に思いを巡らせてください。

