小さな白板2026 第40週

本日の第3回中学入試説明会には、多数の皆様にご来校いただき、まことにありがとうございました。
西遠の教育内容をご理解いただき、是非とも進学先としてご検討ください!

秋休みが明け、後期が始まりました。休み明けの「小さな白板(ホワイトボード)」も秋の歌満載です。

「郷愁」という言葉を、今の生徒の皆さんは使いますか? ノスタルジーの方が使いやすいのかな。
過去を懐かしく思うような感情――「郷愁」。未来に寄り道するなんて、素敵な発想ですね。
私には、「郷愁」というと思い出す一編の詩があります。三好達治の「郷愁」という詩です。

私にとって、郷愁は、地球儀を一周してやってくるような、そんな存在です。

今年の春に行われた「NHK全国短歌大会」で大賞を受賞した作品です。笠智衆さんと言ってもわからない人が多いかもしれませんが、小津安二郎監督の映画から山田洋次監督の寅さんシリーズ、そして山田太一さんのドラマまで、たくさんの映像作品に登場したすてきなお爺ちゃん俳優です。ぜひ調べてみてください。彼を知れば、この短歌も「うーん、なるほど」と共感できることでしょう。

永田淳さんは、9月30日に白板に登場していただいた永田紅さんのお兄様です。
この短歌を見た時、格調を感じつつも、秋のいろいろな色が見えた気がしました。秋の寂しさよりも、秋ならではの贅沢な一瞬が見えたような…。

この短歌もまた、秋という季節の美しさをダイナミックに詠んでいるなあ、と感嘆しました。
秋という季節は、短歌が似合いますね。

ファミリーレストランのドリンクバーという、極めて現代的なものを「祭壇」だと形容する面白さ。
真夜中の静寂の中、ドリンクバーは、まるで砂漠のオアシスのように、人々の喉の渇きを癒す神々しさを放っているのでしょう。

「わうごん」すなわち「黄金」の輝きを放つカステラ。口の中が甘いカステラでいっぱいになるかのような短歌ですね。
白板に書きながら発見したのは、「たた」「ほほ」というひらがなの繰り返しでした。「福々」という二字と共に、表現に込められた作者のこだわりを感じました。

☆  ☆  ☆

ここ数日の西遠、浜松はまだ暑くて、秋の風情はまだ先のようです。

写真は、左が去年の今頃のキンモクセイ。右が今年(昨日撮影)のキンモクセイ(同じ木)です。全く咲いてません…。

いつ咲くんでしょうか?

昨日は、イソヒヨドリのメスが美しく鳴いていました。端正なお顔ですね。

休日の今日は、中学入試説明会がありました。朝、カワラヒワがたくさん集まっていました。その中の一羽を撮影。
こちらも凛々しいお姿。

今朝、我が家に咲いていた薔薇もおまけにどうぞ。手前にあるつぼみが、数日後の幸せを期待させてくれます。


【予告】明日からの白板は、松村由利子さんの著書「SF短歌」からお届けします!面白い短歌がたくさんです。