多彩な土曜プログラム

土曜日は「総合」「探究」の奥の深いプログラムがたくさん組まれています。本日11月6日のメニューを少しご紹介しましょう。

お作法を学ぶ

中学1年生は、お作法の金原先生と入寮指導の影山先生、そして高校1年生の指導生から、本格的なお作法を学びました。

今日、中学1年生がチャレンジしたのは、まず、お土産を持ってお宅を訪問した時の、玄関でのお客様と主のお作法。お辞儀の仕方や手土産の渡し方など、丁寧に教わります。

続いて、紅茶とケーキのすすめ方を教わります。金原先生の所作を見て、順序を聞き、メモを取って、1年生は真剣に作法を覚えようと努めます。

ここでも、指導生のアドバイスを聞きながら、作法の実践です。感染対策のため、今日は紅茶もケーキもなしですが、いくら空(から)のカップとはいえ、教わった通りの所作を…と考えると、カップ一つ持つにも緊張しますね。

お作法は、一見「形さえできればいい」と思われがちですが、所作には必ず相手への敬意や思いやりの気持ちが込められます。相手に失礼のないように振舞うという「心と行いの教育」が、西遠ではこうして実践されています。

親子で語る

2年生は、「親子で語る」というプログラムに臨みました。反抗期の2年生は、親とも衝突しがちですが、そんな時、友達や先輩のお母さんとお話する機会を持つことで、親の願いや子の本音を語り合うことができ、自分を冷静に見つめ直すことができるのです。

2年生のお母さんだけでなく、母親学級の皆さんも、このプログラムに協力してくださいました。このプログラムは、お母様方にとっても、親子のあり方を考えることのできる貴重な機会なのです。ご参加の皆様、ありがとうございました。

大学の説明を聞く

高校1年生は、11月を「進路を考える月間」と定め、日々の学習姿勢を見直すと共に、卒業後の未来を考えるための様々なプログラムに臨みます。今日は、首都圏と関西の4つの大学の皆様から、オンラインで、大学や学部、入試などについて説明を受けました。大学のパンフレットも届き、目を通す生徒たちは、大学生になった自分を思い描いたことでしょう。さあ、ここから勉強という努力が不可欠ですよ!

高校1年生は、午後「親子PTA」にも臨み、来年度の科目選択や12月に行われる「エンパワーメントプログラム」について詳しくお話を聞きました。進路について、これからはご家族で話し合う時間が大変重要です。今日のPTAをきっかけに、ご家族の会話の時間を大切にしてください。

ボランティアについて学ぶ

高校2年生は、前同窓会長の熊岡様から、「ボランティアの心」について学びました。地域のボランティアを長く務めてこられた熊岡様は、様々なボランティアがあることだけでなく、日頃からどういう心がけをすればいいのかという点にも触れてくださいました。「イライラしてはダメ」とお年寄りへの接し方なども勉強になりましたし、熊岡様の所属するボランティア活動と西遠とのつながりも知ることができました。

リーダーとして…

高校3年生は、11月下旬に行われる「ロング・ディスタンス・ウォーク」のリーダー学年として、事前準備のための集会に臨みました。

氏原先生のお話を聞き、コースとして回る東区の地域について理解を深めます。コースの地理的な把握、歴史的な知識などが整えば、下級生の前でもちょっと余裕で振舞えますね。下級生にとっても、このロング・ウォークがHR展の企画につながることもあります。ただ「歩いて疲れた」という行事にしないよう、生徒一人一人の「学ぶ姿勢」を大切にしたいところです。

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この他、3年生は学年スポーツで盛り上がったり、デジタルでの読書記録の執筆に励んだり、大活躍。1年生は掲示コンクールの準備にも励みました。机上にノートパソコンがある風景が当たり前になってきましたね。

土曜の学園は、多種多様なプログラムがあって、それを全部回って見ることは私たち教員にとっても至難の業です。校長ブログでも精力的にこうしてお伝えしていますが、なかなかその学年の中にいないと気づけないことも多々あります。きっと、各学年の先生方が、公式ブログで詳しく紹介してくれると思いますので、ご了解ください。

今日はシジュウカラがたくさん桜の枝に集まっていました。

明日は、西遠模試の日です。小学6年生の皆さん、頑張ってくださいね!