女性学講演会に元タカラジェンヌの古城都さんご来校!

本日は学園のビッグイベント、女性学講演会が行われました。
この講演会は、「自然」、「国際」、「魅力ある生き方」のうち一つのテーマについて、講師の先生をお招きし毎年行っているものです。
今年の先生はなんと!元宝塚月組男役トップスターの古城(こしろ)都(みやこ)様。
3Kと呼ばれる、イニシャルがKの大人気トップスター3人のうちのお一人で、退団後は結婚、出産もご経験され、現在は宝塚を目指す少女たちのために塾を開いています。
その塾の一つがここ浜松にもあり、2年前から西遠のパフォーマンス大会もご覧くださっています。
 まず第1部の講演会。登場のインパクトが大きかったです。白いパンツスタイルにキラキラの淡いピンクのジャケット。舞台に上がると、背が高い!足が長い!スッと立ってらっしゃるだけで格好いい、凛としたオーラに圧倒されました。

 大切なのは、自分を見つめること。友達を選ぶこと。努力すること。人間性を磨くこと。こういったメッセージを、ご自身の宝塚人生に絡めてお話してくださいました。
「宝塚に入るために最も大切なことは礼儀です。どんなに技術があっても人間性が高くなければ、生活態度がよくなければ良い舞台はできない。宝塚の先生は常にそれを見ています。」
「トップスターになるために、人より何倍も努力しました。抜きん出るためには、人と同じことをしていてはいけないのです。」
「乗り越えて乗り越えて、主役をもらった。でもそれはゴールではありません。そこでさらに勝負をかけなければ次はない。認められるまでが長いですよ。」
「自分の中には2人の自分がいると思ってみてください。逃げたい、楽をしたい自分と、頑張らなきゃと奮い立つ自分。そのとき、奮い立つことができる人になれますか?」
心にズシリと響く言葉ばかりでした。
さて、第2部はコンサート&トークショー。

オープニングはトップお披露目公演の主題歌「ハロー!宝塚」。春野町出身で、宝塚の演出家として活躍された白井鉄造氏による作詞の「すみれの花咲く頃」。古城さんが主役トニーを演じた、『ウェストサイド物語』より「Maria」、「Tonight」、「Somewhere」。そして、いつも最後に歌われるという「My Way」。華やかな衣装で力強い歌声を響かせ、そのパワフルさに度肝を抜かれた生徒も多かったことと思います。

友情編集委員はその後、校長室にて緊張の取材。さらにお話を聞かせていただきました。

古城さん、お忙しい中、貴重な講演会を本当にありがとうございました。
おまけ。校長室でのインタビュー後、表には6年生が3名。なんと出待ちをしていたらしいです。ちゃっかり写真撮影。握手までしていただいてしまいました。

文責:鈴木絢