5年菊組 ~浜松の交通~

令和元年度学園祭 5年菊組のHR展テーマは「浜松の交通」でした。
主な研究テーマは、「少子高齢化が進み、地方の公共交通機関の存続が課題になっていく中で「浜松」はどのように市民の足を守っていくのか」です。
まずは、浜松のローカル線として愛されている天竜浜名湖鉄道に集客・存続の鍵を見つけようと夏休みを利用して天竜二俣駅で毎日開催されている「転車台見学ツアー」に参加をしました。

市民の足としての役割はもちろん、歴史文化の保存、地域活性化など、天竜浜名湖鉄道が多くの役割を担っていることがよくわかりました。そして、地域と企業が一体となって、電車利用を促進することが、ローカル鉄道存続の鍵なのではないかと考え、巨大製作物を「回る・回せる転車台」に決定しました。
完成品がこちら!中華料理の円卓の原理を取り入れて作りました。

人口変動や公共交通機関の乗車率を表すグラフは「お客様の目線に合わせて、大きく、わかりやすく」を意識しました。

そして、今回のHR展で菊組が最もこだわったのは「制作物をいかに実物に近づけるか」です。


例えば教室の入り口・出口に掲げられたこのプレートは夏休みに見学した天浜線資料館にあったものです。ホンモノはこちら!

これを制作するにあたり見学先で撮影した動画を静止画にして印刷するという技術を生徒から教わった担任です。HR展は生徒だけでなく、教員のスキルも高めています。

《文責:村松和美》