6年生 姉妹リーダーを務めて

本日の全校朝礼では、姉妹リーダーを1年間務めた6年生の代表生徒から「姉妹リーダーを務めて」というテーマでお話がありました。

西遠では校内縦割り活動として「姉妹ピア」を行っています。1年生から6年生までが1つのグループとなり、6年生(12月からは5年生)がリーダーを務めます。姉妹掃除や姉妹ウォーク・ロングウォーク・姉妹交流会などのグループ活動を通して異学年交流を行い、リーダーシップやフォロワーシップを育んでいます。

直近の姉妹交流会の様子は、こちらへ!https://www.seien.ed.jp/official-blog/?p=48576

さて、代表の高校3年生が話してくれた文章を紹介します。
※発表の際、ちょうど飛行機が3機も上空を通り過ぎ、よく聞こえなかった人もいると思います。聞こえなかった人たちはぜひ読んでください!

 私は5年生のとき、姉妹リーダーを引き継ぎ、1年間姉妹リーダーを務めてきました。過去の姉妹グループで先輩や後輩と接することがあまりなかったため、初めはグループのメンバーに対し、どのように振る舞えば良いか分からず、とても不安でした。
 それに加え、後輩から見られる立場になったために、先輩らしい振る舞いができているだろうかと悩んだりもしました。
 私が見てきた先輩のリーダー達は皆冷静で、大人らしい振る舞いをしており、自分もいつかリーダーとして後輩から慕われる先輩になるのだと思っていました。ですが、先輩方と同じ立場になって、大人らしさは自然に身につくものではなく、自分で成っていく、身に着けていくものなのだと気づきました。
 私が姉妹リーダーとして日々過ごしていくうちに、気づいたことがあります。
 1つ目は、掃除分担のすべての場所を毎日掃除するのではなく、スケジュールを組んで掃除場所を回していくと良いこと。
 2つ目は、「ここの掃除をした方がいい」と新たに気づいたら、スケジュールを組みなおすと良いこと。掃除の終わりのチャイムがなる前に見回りに行き、窓を閉めたり、掃除しきれなかった場所の確認などをしました。
 3つ目は、下級生は意外と上級生と話したいと思っていること。私は中学生のとき、同じ姉妹グループの上級生ともっと話してみたいな、と思っていましたが、自分から話しかけることはなかなかできませんでした。今の下級生にも、私と同じように思っている人がいると思います。上級生が積極的に話しかけてあげてください。
 4つ目は、掃除に来たくないと思っている人がいたら来たくなるように努力すると良いこと。西遠での掃除の仕組みや仕方を、上級生が手本となって下級生に示してあげることで、姉妹掃除に慣れてない人は掃除に行きやすくなると思います。
 5つ目は、努力してもうまくいかないことがあること。色々なことに気づいて、私が感じたことは、完璧を目指さなくてもいいということです。私が理想としている先輩のように、なろうとしなくても、自分なりの先輩像を築き上げていくことが大切だと思います。完璧を目指す必要はありません。
 私が私なりに下級生と接しリーダーを務めてきたように、新リーダーの5年生には、姉妹リーダーを不安に思わず、自分らしく振る舞ってほしいと思います。そして、下級生はリーダーを温かくフォローして、お互いがリーダーシップとフォローシップの関係を姉妹活動で築いていってほしいです。最後になりますが、グループのみんな本当にありがとうございました。

晴れた空のもとで、全校朝礼を行いました。
こうして、姉妹リーダーとしての心が受け継がれていきます。

リーダーの思いは、きっと後輩に伝わったことと思います。
6年生の皆さん、1年間お疲れ様でした!ありがとう!

文責:姉妹課長