女性教育講演会                      

本校卒業生であり、順天堂大学助教の三倉茜先生が、
“スポーツを通じて知る ジェンダー平等の現状”について、講演してくださいました。

残念ながら、私は、三倉先生の在学時の様子は知りません。
しかし、その分、西遠の大先輩がどんなことを語り、
みなさんに何を伝え、残してくれるのか。
内容以外の面でも、みなさんに訴えかける、
みなさんだからこそ、深く浸透し、吸収できるものがあるのではないか。
そんな化学変化を期待し、楽しみにしていました。

また、他よりも少しかもしれませんが、大学に強く触れてきた身として、
三倉先生が大学の先生という立場になり、責任や論理性が求められる中で、
同じ道を歩んでいる後輩たちに、どんな方法でメッセージを刻み込むのか、
一教員として、参考にしたい、興味のあるものでした。

実際に、みなさんはどのように受け取りましたか?
みなさんが私の言葉に流されることのないよう、多くは語りません。
今日の内容を多面多角的に振り返り、ブレインストーミングすることで、
自身の中に落とし込み、オリジナリティとして今後に生かして欲しいと願います。

1つだけ、触れることが許されるなら、
“セクシャリティ”と“ジェンダー”の絡みは、
本当のジェンダーフリーには避けて通れない道であること。
それを複雑化するとされる、“平等”と“公平”の違いについても、
みなさんが意識的に考えてみて欲しい点です。

一歩引いた目線で、今日の講演会を振り返ってみたとき、
三倉先生を通して、改めて、西遠の女子教育の系譜を端々に感じ、
みなさんに受け継がれているものを確かに感じることができました。

三倉先生の根幹は西遠にあり、それに自身の個性とオリジナリティで枝葉をつけ、
力強く進んでいくことで、今があると感じることができました。
知への好奇心、探究心を積極性と貪欲さを生かし、
“知ること”の楽しみを忘れず、掘り下げていく。
確かな意識と目の強さ、広さが、その言葉に表れていました。

三倉先生からの与えられた役割や期待、無意識の思い込みを排除し、
“自分らしさを考えてみよう”というメッセージ。
みなさん一人ひとりが、今一度、
自身のできること、やりたいことを見つめ直してみましょう。
日々を何となくではなく、意識的に過ごし、色や濃淡をつけることで、
“私オリジナル”を持って社会で生かせる個を築いていきたいですね。

三倉先生、後輩たちに様々な視点で考える機会を与えていただき、
本当にありがとうございました。

文責 小林 俊樹