春の嵐が通り過ぎて

昨夜から今朝がたにかけて、遠州地方は大変な風雨でした。
眠れぬ夜を過ごされた方も少なくなかったことと思います。
浜松は、登校時間には青空も広がりましたが、
今も風や雨の中という地域もあることでしょう。
被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
春の嵐の足跡は、正門から本館への道に、くっきりと残されていました。

桜の花びらが吹き寄せられ、波打ち際のようです。
ピンク色の「波」を踏まないように、と
そうっと歩いていく、心優しい生徒たちでした。

花びらのあと、青葉がどんどん芽吹き出している桜の木には、
コゲラがかくれんぼするかのように幹をつついていました。

分かります?(矢印のところにいます)
シジュウカラは、よく響く声でさえずっていました。

さて、掃除の時間には、担当グループが総出で花びらを集めていました。

が、風がかなり強くて、思うように仕事がはかどらず、大変そうです。
桜からハナミズキへ、季節が移っていきます。

ガールマグノリア、今年は釣り糸による防御のおかげで、長いこと紅色の花を楽しめます。

静思堂南のヒメリンゴもふうわりとした花をたくさんつけています。

花たちは、春の嵐にも耐えたんですね。
花の強さに、「鋼の玉を真綿で包んだ…」という言葉を思い出しました。
しなやかに生きる女性たちの内面に強い意志があるのも、春の花々に秘められた強さと似ているのかもしれません。