平和の詩を読もう

今日は沖縄慰霊の日。コロナウイルスの感染拡大により、沖縄県は今、緊急事態宣言下にあります。昨年よりもさらに小規模になった慰霊の式典が行われました。私は、この日式典で朗読される「平和の詩」を、いつも新聞で探し、全文読んでいます。今年の「平和の詩」は、中学2年生の上原美春さんによる「みるく世(ゆ)の謳(うた)」でした。

平和の詩  「みるく世の謳」  の全文はウェブでも読むこと・聴くことができます。

沖縄の10代の詩の創作力・表現力に、いつも私は感心させられます。長い長い詩に、平和を熱望する思いをのせて、本人が力強く朗読するその詩には、若いエネルギーと沖縄の悲しく重苦しい歴史とが絡み合うように感じられ、圧倒されるばかりです。

私が初めて慰霊の式典の詩の朗読を聴いたのは、2017年のことでした。出張帰りの車内でラジオから力強い朗読の声が流れてきました。「誓い~私達のおばあに寄せて」という、その詩は宮古高校の上原愛音さんの詩でした。ハンドルを握りながら、胸が苦しくなったことを覚えています。この日のことは、ブログにも書きました。翌2018年には、中学生の相良倫子さんの「生きる」という詩の力強い朗読が話題になりました。

今年の中学生上原美春さんは、明るく力強く朗読しました。途中、声高らかに歌う場面もありました。お祖父さまから教わったという民謡でしょう。堂々として、素晴らしい朗読でした。そして、びっくりしたのは、今日朗読した上原さんは、私が初めて聞いた2017年の「誓い~私達のおばあに寄せて」の詩の作者 上原愛音さんの妹さんだったことです。創作も表現も、本当に素晴らしい姉妹ですね。

平和について毎年作文を書く西遠生の皆さんには、ぜひこの沖縄の中高生による「平和の詩」を毎年読んでほしい、朗読を聞いてほしいと強く思います。平和への願いを共に育んでいってほしいからです。

今年は、コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、オーストラリア研修を延期していた高校1年生が、高校2年生と共に九州研修旅行に行くことになりました。長崎の高校生との平和集会が実現することを心から願っています。同世代で育む平和の心こそが、これからの時代を担っていく人々に必要なことではないでしょうか。