《第1回西遠国際カンファレンス》開催

昨日のブログで準備の様子をお伝えした「第1回西遠国際カンファレンス」が、本日13:30より、岡本記念講堂で開催されました。

講堂に入ったのは、中学3年~高校3年までの4学年。中1・2年生は教室でライブ配信を視聴します。全校生徒や先生方の他に、今回、「講評」をしてくださる日米学術協会(JAAC)の鈴木様とジャロ様がカンファレンスにご参加くださいました。

「第1回西遠国際カンファレンス」は、まず国際課長の杉田先生のお話から始まりました。

西遠の長年にわたる国際理解教育の取り組みと、コロナ禍の中での活動、静岡県グローバルハイスクールの指定校としての実践について、説明がありました。今日のこのカンファレンスは、これからの西遠の国際教育を考える機会であり、今後は世界の様々な問題を自分のこととして捉えられるようになってほしいという、生徒への大きな期待が伝えられました。

生徒の活動報告は、まず、「西遠オンライン学園祭2020」のHR展 高校7クラスの報告から始まりました。学園祭を迎えるまでの準備や、クラスのテーマの研究目的、準備段階での苦労、そして反省と課題、下級生への助言などなど…、短い時間でしたが、各クラスよくまとめ、堂々とした発表でした。JAACのお二人も、プレゼンテーションのうまさにびっくりしておられました。

HR展終了後にクラスの研究テーマはどんな活動に発展したのか、今後どうHR展テーマと付き合っていきたいと考えているのか、‥‥‥代表生徒は口々に自分たちが築くべき未来を語りました。昨年10月の学園祭が決して過去形になっていないことがとても頼もしく感じられました。

続いて、「国際ミートアップ」(提携校とのオンライン交流)の報告です。11月から2月にかけて、オーストラリアの若者たちと計4回のzoomによる国際交流が行われました。自己紹介や意見交換、プレゼン発表など、参加生徒(3年生と5年生)の代表者が、オンラインという新しい形で行われた交流の模様を振り返りました。日本文化として「温泉」を英語でプレゼンした生徒の実演もありました。

休憩をはさんで、次は今年3月に高校1年生全員を対象に行なった「国際プレゼンスキルアッププログラム」の報告です。私自身もこのプログラムは2日目の様子を見学できなかったので、報告に興味津々。高校1年生は、このプログラムで、グループに分かれて、学園祭HR展の研究内容を短いプレゼンテーションにして英語で発表するという課題に取り組みました。zoomでつながったのは、アメリカはカリフォルニアの大学生との皆さんです。

このプログラムで実際に完成させたプレゼンテーションをいくつかのグループが舞台で再現してくれました。プログラムはわずか2日間でしたが、そんな短期間での英語力のアップを参加者たちは実感していることがよく分かりました。

最後の発表は、「国際コラボレーションプログラム」参加者からの報告です。高校1・2年生の希望者を募って春休み中3日間にわたって実施したプログラム、29名が参加し、カリフォルニアの高校生とのコラボが実現しました。

日米の若者たちは、初日から、動画のアプリで自己紹介を行なったり、クイズでアイスブレイクをしたりして盛り上がり、楽しい3日間であったことが報告から分かりました。もちろん、楽しいだけで終わることなく、日米合同でのプレゼンテーションに挑戦した体験は忘れがたいものでしょう。希望者によるプログラムではありましたが、参加者は決して英語が得意で積極的な生徒ばかりではありませんでした。「参加するかどうか迷っていた」「自分がついていけるか不安だった」という参加者の率直な感想、そしてそのあと楽しみながら3日間を過ごせたという報告は、下級生の背中を大きく押してくれたのではないでしょうか。

さて、発表が終わると普通は講評に進みますが…、この会は報告会ではなくカンファレンス。客席の感想・意見発表の時間がとられました。誰も手を挙げないんじゃないかな、と思いましたが、それは杞憂。勇気を出して挙手した生徒たちは、自分も参加したプログラムの感想を述べたり、これからの活動参加を生徒たちに呼びかけてくれたり、とてもしっかりしていました。波の広がりを感じました。

最後にJAACのお二人が登壇、全校生徒に今回のをしてくださいました。ジャロさんは英語でスピーチされた後、ちゃんと流暢な日本語(しかも関西弁と殿様言葉混じり)で、旧5藤が語った「説を立ててから動く」という姿勢への共感、そして「社会人」が「社会に貢献する人」という意味であるなら、西遠生はもう立派に貢献している「社会人」ですよという嬉しいお話をしてくださいました。鈴木さんは、発表した生徒たちの姿勢を「コンフォートゾーンから一歩踏み出して挑戦していることが素晴らしい」とお褒めくださり、「コロナ禍の中で、イノベーションは大きく進み、実は『世界と身近に話せる』ことにみんな気がついた。西遠の皆さんは21世紀型スキルを使ってさらに取り組んでいき、未来を拓く女性になってください」と西遠生を激励してくださいました。

静岡県グローバルハイスクールの指定を受け、今、2年目の取り組みが既にスタートしています。今年の学園祭は、オンラインとオフラインを融合させ、昨年よりグレードアップした研究を披露できるようにしたいものです。今日のカンファレンスが、HR展テーマ決定やこれからの研究姿勢にも大きく影響することでしょう。また、コロナ禍の今だからこそできることをぜひ見つけ、果敢に挑戦していきたいですね。

鈴木様、ジャロ様、本日はご臨席を賜り、誠にありがとうございました。生徒の皆さんには、今日のカンファレンスが、「グローバルマインド」や「グローバルシチズンシップ」を持った女性になるための大きな成長の確実な一歩になりますように。西遠はいつでも「進行形」です!