エンパワーメントプログラム 最終日の高1生たち

高校1年生が全員で挑んできた「エンパワーメントプログラム」が、本日最終日を迎えました。朝9時から午後3時までの英語漬けの日々も今日で終わりです。どんどん積極的になり、声も大きく、ジェスチャーも付けることができるようになってきた生徒たち。今日一日の様子をどうぞ。

朝はみんなで校庭へ。寒さもあるけれど、みんなの一体感も生まれます。

教室でも一体感あふれるパフォーマンス。ノリノリでいられる空間です。

最終日、Basic・Advancedそれぞれのクラスで、新しいプレゼンテーションの本番が控えています。グループで行うプレゼンもあれば、一人一人が行うプレゼンもあります。ファシリテーターの助言を受けて、練習し、工夫を施していく表情は真剣そのもの。信頼で結ばれたグループメンバーと励まし合っている様子がうかがわれます。

【プレゼンテーション練習編】

【プレゼンテーション発表編】

ピアノを使ったパフォーマンスも飛び出し、英語の歌も始まりました。「Please stand up!」みるみる教室は一体化しました。

【すべてのプログラムを終えて】

高校1年生たちは、ファシリテーターの皆さんと記念撮影をしたり、お話をしたりして、別れを惜しみました。

充実した3日間で、彼女たちはどんな成長を遂げたのでしょうか。ここで、このプログラムの3つのゴールを思い出してみましょう。

  • 英語をベースに考えたり議論したり発表したりする非日常的な学びと空間により、これからの時代を生きる力を養う。
  • パフォーマンス大会・学園祭に次ぐ「21世紀型スキル」習得の機会とする。
  • 次年度のオーストラリア研修でより多くを学ぶための素地を作る。

生きる力をつける3日間。私たち教員が見ていても、その成長ぶりは分かりました。「英語が難しくて、ついていくのが大変」「時間がどんどん過ぎちゃいます」と言いながら、楽しそうな表情がうかがえました。前向きに頑張る姿が見られました。

生徒たちがプログラム終了直後に答えたアンケートにも、その楽しさや充実ぶりが伝わってくる感想がありました。ちょっとだけ紹介します。

  • みんなの前で発表することが多かったから人前でやることに少し抵抗感がなくなったし英語が楽しいと思うことができた。とてもいい時間だった。
  • 日本の文化とグループリーダーの国について知ることができました。
  • 何かを発表するたびにグループリーダーがすごい褒めてくれたことが嬉しかった。
  • 最初は英語で会話することにすごい不安があったけれど、参加してみて思っていたより海外の方と会話することができたので私のつたない英語でも会話できるんだなと自信がつきました。
  • プレゼンテーションの時、「ビックボイス、アイコンタクト、ジェスチャーとパッションが大切」と教えてくれました。これは英語を話すときにすごく言われる言葉ですが、日本語のプレゼンテーションの時も大切なのだなと思いました。
  • 今回のエンパワーメントプログラムでMy identity,Positive thinking,Leader ship,などについて学ぶことができました。 本当にこのプログラムに参加してよかったです。留学してみたいという気持ちが強くなりました。

彼女たちなりの言葉で語られた感想の中には、たくさんの「生きる力」の獲得があります。新しい自分に出会った生徒も少なくないと思います。自分はこういう人間だ、と決めつけないで、スキルを知り、自己を変えていくヒントをたくさんもらった3日間。これからの日々の中で生かしていけるよう、きっと彼女たちは歩み出すでしょう。私たち教員もまた、彼女たちの力を継続して引き出していきたいと思います。

今日は美しい夕暮れに出会うことができました。優しい光に包まれた学園です。