国際女性デー2019

今日3月8日は国際女性デーです。
国連からは、こんな動画が配信されました。
 →こちらをクリックしてください。
国連事務総長のグテーレス氏は、昨年、国連システムの最高幹部メンバーと全世界の国連チームのリーダーが初めて男女同数になったことを紹介しています。
そして、国連で働く女性たちからの力強いメッセージが続きます。
男女同数、国連すごい!と思いました。
でも、考えてみれば、世界の人口の半分が女性です。
当たり前のことなのに、すごいと思ってしまうのは、日本に住んでいるから?
世界経済フォーラムのまとめでは、2018年の男女格差ランキングで日本は149か国中110位。
2017年のOECDの調べでは、日本の政治家の女性比率は10%未満で、グラフも最下位に位置しています。
なんか悔しいですよね。
今年は参議院議員選挙もありますが、女性の国会議員はどのくらい増えるでしょう。
今日は、国際女性デーにちなんで、女性にまつわるいろいろな数字が紹介されていますので、ぜひ探してみてください。
西遠は「未来を拓く女性の育成」を教育目標に掲げています。
政治、経済、福祉、教育、…いろいろな分野で各国の女性たちが活躍している中、日本の女性だってどんどん自分の未来を開拓していくことができるはずです。
西遠の生徒たちには、誰かに何かをしてもらうという受け身的な生き方ではなく、自分で考え、学び、動くことで積極的に自分と周囲の人々の未来を切り拓く女性になってもらいたいと思っています。
そのためのいろいろな教育プログラムがあり、生徒たちは一つ一つ将来に役立つ能力を身につけて成長しています。
今日は、卒業生が校長室を訪ねてくれました。

その中の一人が、本棚の本を見つけて、「あーっ、これ私が買いたいと思ってた本だ!」と目を輝かせました。
そして、私がこれから読もうと思っていた本を見て、「あ、これ、東京でドキュメント映画観た!すごく良かった!」と興奮気味に教えてくれました。
両方とも、女性に関する本です。
ということで、私の本棚から「国際女性デー」にちなんで、女性がテーマの本を数冊並べてみました。

件の彼女が読みたがったのは、左手前の「Dear GIRLS」(朝日新聞出版)。
そして、映画を見た!と教えてくれたのが右手前の「THE LAST GIRL 私を最後にするために」(東洋館出版社)です。
後者は、昨年のノーベル平和賞受賞者のナディア・ムラドさんの本です。
昨年暮れの講堂朝会で、彼女の平和賞受賞の際のスピーチを一部紹介しました。
そのスピーチの内容は、前者「Dear GIRLS」の方にも掲載されています。
「THE LAST GIRL」は、これから読む本なので、読み終わったらまた紹介したいと思います。
国際女性デーの今日、世界の女性たち、日本の女性たち、過去の女性たち、現在の女性たちに思いをはせ、明日の女性たち、そして明日の自分について考えてみたいと思います。