ドラマのお話2題

今日は、西遠は指定休日でした。
お休みなので、少しテレビドラマのお話などを…。
《その1》
昨日、大河ドラマ「いだてん」の金栗四三(かなくりしそう)編が終わりました。
関東大震災と、そこから立ち上がる最後の2話は、宮藤官九郎の熱を痛いほど感じました。
日本で初めてオリンピックに出場したマラソン選手の金栗四三をいう人を私はこのドラマで取り上げるまで全く知りませんでした。
そして、ドラマを見るうち、視聴率の悪さばかりが例によって取り上げられるようにはなりましたが、明治から大正へ、日本の近代スポーツ史を学ぶようで大変興味深い展開でした。
オリンピックにどうやって参加したのか、その資金繰りやヨーロッパまでの長い旅路。
差別や世間の逆風も描きながら、2回のオリンピックが描かれました。
そして、マラソンから引退した金栗氏の仕事は、女子のスポーツの振興でした。
男性の陸上競技に比べて、女子のスポーツ参戦への壁の何と厚かったことか。
靴下を脱いで肌を見せて走った女学生への、保護者達からの批判に、
金栗先生は「おなごは何も悪くなか。男が目隠しすればよか。」と熊本弁で言い放った場面には、思わず拍手。
今、生徒たちが体操服やクラスTシャツではつらつとグラウンドを走っているその姿も、
こうした歴史(多少フィクションは入っているにせよ)を経ての今なのだと思うと、感慨深いものがあります。
「いだてん」来週からは、浜松出身の田畑政治さんが主人公です。
挫折をいっぱい経験しながらも東京オリンピックを実現させた主人公の生きざまを、30日からはじっくり味わって視聴したいと思います。
《その2》
6月から、毎週土曜の朝に、BSプレミアムで「大草原の小さな家」が放送されているのをご存知でしょうか。
ローラ・インガルス・ワイルダー原作をドラマ化し、長い長いシリーズで放映されたアメリカのドラマです。
その昔(調べたら1975年~とあります)NHKで放送された「大草原の小さな家」シリーズは、私の大好きなドラマでした。
開拓者精神、家族の愛、労働の喜び、友情、博愛、寛容、信仰・・・たくさんのことが学べる、素晴らしいドラマ!
1975年と言えば、私は中学生。そこから、高校、大学、社会人…はい、ずーっと見ていました。
再放送もほとんど見ましたし、子どもが生まれてからは、親子で見ました。
長い長い間、私が愛してきたドラマの、リニューアル再放送です。
声優さんが代わってしまい、それはとっても寂しいですけれど、新しいこのドラマをたくさんの人に、特に若い世代に見てほしいと思っています。
22日に放送されたのは「私の母さん」。
中2の道徳で見た人もいるのではないでしょうか。
ローラのお母さんが寝ずに作ったワンピースの鮮やかな水色は、今も心に残っています。
今はやりの言葉で言えば「神回」間違いなしです。
何度も何度も見たドラマなので、敢えて録画してまでは見ません。
でも、お休みの土曜の朝に、また幼いローラや素敵な家族に再会できたらうれしいなと思っています。