朝ドラの話

この4月から始まった朝ドラ(朝の連続テレビ小説)がとってもステキです。
「ひよっこ」…東京オリンピックが行われた年に始まるこのドラマは、
ちょうど私の子供時代に見たいろいろな光景を思い起こさせるところがあって、
懐かしさや優しい気持ちが芽生える15分間なのです。
初回放映の夜、帰宅した私に、
母が「今度のドラマ、ホントにいいわよ」と言いました。
何と「テーマ曲がいいのよ、気に入った!」と桑田氏を褒める母。
静かな音楽の好きな母が
サザンのクワタケイスケを褒めるなんて、
私としては天地がひっくり返るぐらい驚いたのですが、
でも、録画を見たら、確かにいい曲でした。
タイトルバックもとても可愛いです。
稲刈りをする人々、
都会の夕暮れ、
そうしたものが全部「生活必需品」で作られています。
見れば見るほど、「なんだ、このアイディア!?すごい!!」と思います。
「奥茨木村」を舞台に、
出稼ぎに行ったお父さんの帰りを待つ三人兄弟のお姉さんが主人公。
家族の温かさや、つつましい生活の中にある誠実さ、
人間っていいな、信じ合うっていいな、と思うところがたくさんあります。
稲刈りのために帰郷したお父さんが、おじいちゃんやお母さんと家計のことを話すのを、主人公が聞いてしまいます。
大人の話を聞いてしまって申し訳ないと思う娘と、
「こっちに来なさい」と初めて家庭の経済について話す父。
主人公が、大人の仲間入りをさせてもらえた夜でした。
何気ないシーンなのに、泣けてきちゃうのです。
良い家族だなあ、と思いながら、
昔は、大人と子供の境はこうして厳然とあったなあと、昭和30~40年代に思いを馳せました。
今、友達家族が多いですし、子供が大人びた口を聞いたりすることも多いけれど、
ドラマに描かれている昭和時代の親子の関係こそが、
少女をだんだんと(順を追って)大人にしていったんじゃないかしら、とドラマを見ながら思いました。
その後、お父さんは出稼ぎ先から行方不明になってしまい、
主人公は高校卒業後「集団就職」で上京する決心をします。
これから、都会の中で主人公が苦労するのでしょう。
主人公も、その家族も、そしてその周囲の人々も、みんな良い人。
皆を応援したくなるドラマです。
イケメンが出ないから視聴率が伸びない?
そんな軽々しい記事に翻弄されることはない!この路線でいいのだ!と思います。
頑張れ、ひよっこ。
(ちなみに、浜松でもロケがあったようです)