盛りだくさんの校庭朝礼

昨日2月8日(水)の朝は、久しぶりの校庭での朝礼でした。

久々の開催…ということは、最初の大会報告が目白押しです! 冬休み前のコンクールから、先週末の大会まで、たくさんの賞状やトロフィーが、次々に部員や受賞者によって披露されます。高校バレーボール部の新人戦西部大会を筆頭に、優秀選手賞、弓道の中学生の部の上位独占、読書感想画や詩のコンクールの賞状などなど。報告のたびに大きな拍手が響きました。

ここまで新井先生がカメラマンを買って出てくれました!ありがとうございます! 
賞状を私に差し出す彼女たちのちょっと恥ずかしそうな、でも嬉しそうな表情は、私だけが見られる特権かもしれません。ここまで頑張ったこと、工夫したこと、苦労を乗り越えたこと、強運を掴んだこと…そういう何かがあるからこそ、いま彼女たちは一枚の賞状にたどり着いているのです。学園生活の6年間の間に、前に立って名前を呼ばれるという瞬間は何度あるのかわかりません。でも、そこにたどり着けた人には、ぜひその瞬間を誇りに思ってほしいですし、友人や先輩後輩の活躍に拍手を送った生徒たちにも、「いつか私も」という思いを持ってほしいと思います。そうやって切磋琢磨することが、一人一人の可能性を開いていくのではないでしょうか。

大会報告の後は、中学・高校の生徒会長から「一年間を振り返って」というタイトルでのお話がありました。

具体的な中高の活動内容の振り返りもありましたが、私は特に、高校生徒会長の悩んだり落ち込んだりしたという心の葛藤が心に沁みました。そして、大切なことは目に見えないという「星の王子さま」の言葉を引用しながら、多くの人々の理解や支援に気づいたという彼女の一年間の軌跡を聞き、困難にチャレンジすることの尊さを想いました。悩みながらも確実に成長した彼女の言葉を一番間近で高校生徒会執行部の仲間たちが聞いている、その景色も目に焼き付けておきたいと思いました。困難なことを乗り越えた数だけ、彼女たちの絆は堅固な「一生もの」になっているはずです。

この後、高校の選挙管理委員長から、高校生徒会長・副会長選挙の公示がありました。

中学の生徒会選挙は、クラス代表がクラスの推薦を受けて立候補しますが、高校の選挙は自分の意志で立候補するシステムになっています。こうして選挙管理委員長が、立候補の機関や注意点などを説明し、いよいよ生徒会正副会長の選挙期間に突入です。

自分自身も高校生徒会長に立候補した時の不安を40数年ぶりに思い出しました。自分なんかにできるんだろうか、という思いがありながらも、先生や友達に励まされて、立候補に至りました。そのあと、決して仕事のできる生徒会長ではありませんでしたが、顧問の池ヶ谷先生に教えていただきながら「生徒会規約改正」を何とかやり遂げました。あの一年間があるからこそ、後輩である今の生徒会執行部のメンバーにも熱いエールを送りたいのです。大変な仕事であることは間違いありませんが、学校全体を考え、動かす「生徒会」という組織を自分が先頭に立って動かしていくという経験は、中高時代の単なる思い出にとどまらず、人生の中でも大きな意味を持つはずです。ですから、私は来年度の高校生徒会を担う誰かが「やってみよう!」と声を挙げてくれるのを、心待ちにしています。選挙管理委員長の呼びかけに答える人が出ますように。

立春を過ぎて、ようやく梅の花を楽しめるようになりました。

その他の花だよりもどうぞ。河津桜は明日あたり開花してくれそうです。木瓜のつぼみも大きく膨らんでいます。

学園にまたキセキレイがやってきました。日かげと日なたの境界線をてくてく歩いていました。

トルコ・シリアを襲った大地震の惨状をニュースで見て、言葉を失う日々です。たくさんの犠牲者が出ています。被災された皆様が寒さに震えています。シリアでは内戦も続いているそうです。何かできることはないでしょうか。