夏休み小学生実験教室、開催

8月11日「山の日」の今日、西遠では、「夏休み小学生実験教室」が行われました。

小学4年から6年の女の子が対象のこの教室、講師を務めてくれたのは、卒業生の飯尾さんです。北海道大学・大学院で学んだ飯尾さんは、東京で「理科好きの子どもを育てたい!」と実験教室を行っています。その飯尾さんが、母校の実験室を会場に、小学生の女の子たちに身近な現象を実験で解明する、そんな素敵な時間を提供してくれたのです。

今回のテーマは、「毛管現象って何?」。水は細ーいところほどのぼっていくという実験を皮切りに、《どうして人は汗を拭く時に「下敷き」じゃなくて「タオル」を使うのか》という、そんなこと当たり前だよと理由も考えないようなことの「理由」を教えてくれたのでした。実験も、スケッチやプリントへのまとめも、優しく丁寧に教えてくださって、小学生の皆さんも、実験する前に「こうなると思う」ということを発表してくれたり、がやがやすることはないけれど、とても熱心な雰囲気の時間が流れました。女の子だけの理科の実験ってこんなに穏やかで静かで、でもジワジワと発見の感動が押し寄せてくるんだなあと、改めて実感したオオバでした。

こんな実験もありました。ろ紙に、水性ペンで黒い点を付け、ろ紙が水を吸い上げたら、この黒い点はどうなるかという実験です。

静かに観察しながら、わくわくしました。水性ペンの色についても学ぶことができました。小学生の皆さんには、夏休みの自由研究にも役立ったのではないでしょうか。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。飯尾先生の実験教室、とても楽しかったですね。

教室を終えた飯尾先生に、後輩の友情編集委員がインタビューをしました。

先輩がどんな西遠時代を過ごしたのか、実験教室でどんな工夫や苦労があるのか、これからの夢は何か、・・・編集委員は興味津々で聞き入りました。この取材の記事は、9月発行の学校誌「友情」300号に掲載される予定です。

飯尾さん、すてきな実験教室と、後輩への優しいご対応、ありがとうございました! ますますのご活躍をお祈りしております。