
今年度最初の「講堂朝会」が本日1時間目にありました。毎年、第一回の講堂朝会は役員認証式に引き続いて行われます。
全校生徒への訓話で、120周年の統一テーマ「想いをつなぐ。ここから始まる。」についてお話ししました。
タイトルは、「『想いをつなぐ』とは? 『ここから始まる』とは?」。
最初の話題は、講堂朝会の直前に市川教頭先生から教えてもらった「女子大の日」のこと。
4月20日は女子大の日。ご存じでしたか?
1901年4月20日に日本初の女子大学である「日本女子大学校」(現・日本女子大学)が開校したことに由来する記念日なのだそうです。
西遠では、120周年のスタートに際し、日本女子大学・京都女子大学の2校と「高大連携協定」を締結しました。
日本で最初に開校した日本女子大学は創立125年の大学です。
そして西遠で歌う「君見ずや」の歌人 九条武子さんがその設立に携わった京都女子大学。昨年の「女子大学宣言」には背中を押される思いがしました。
この二つの素晴らしい大学との連携。女子教育の高校と大学が連携する意味について、最初に紹介しました。

次にお話したのは、「創立者の言葉」「先人の言葉」です。岡本巌先生が残した言葉や建学の精神、校訓、そして岡本富郎先生の「学園の歴史と伝統」「草にも木にもいいことをしよう」を取り上げました。

こうした言葉の数々が、西遠女子学園を作っているのだということ、「草にも木にもいいことをしよう」の精神が「学園」と呼ぶにふさわしい美しい環境になっていること…。そのうえで、生徒の皆さんには、「学園を美しく保つ」ことについて何枚かの写真を提示して考えてもらいました。最初に使ったのは、2014年の写真です。

この写真を見た先輩が、傘立ての美化に努めてくれたことも紹介しました。先輩たちの「美」への努力を受け継いだ生徒たち。その精神を今学園に通う全校生徒に受け継いでもらいたいと思います。
続いて、2時間目に行われる「生徒総会」を前に、「生徒会」に求めるものについてお話ししました。

今年から新たな生徒会活動がスタートします。その最高の決議機関である「生徒総会」にどう臨むか。未来の主権者としての生徒の皆さんに望む姿勢について説きました。
最後に生徒の皆さんに伝えた言葉は、「矜持(矜持)」です。西遠生としての矜持をもって、学園生活を送ってほしい――それが学園の歴史と伝統を紡いで来られた先人の「想いをつなぐ」ことであり、「ここから始まる」西遠の120周年にふさわしい姿勢だと思うのです。


講堂朝会を終えて、二つの嬉しい実践を目撃できました。
一つは生徒総会での質疑応答に積極的に臨んだ生徒の姿、そしてもう一つはきれいに整頓された靴箱でした。


生徒会会員としての責任を果たそうとする姿、学園の美化に努めようとする姿。素晴らしい実践を見せてもらい、私は今年の西遠の可能性を大きく感じました。
今日の講堂朝会で紹介した俳句があります。
菊作り菊見るときは陰の人
吉川英治
これは、私自身が中学時代に岡本富郎先生の講堂朝会で聞いた俳句です。美しい情景を見た時、この俳句が自然と思い出されます。
美しい光景には人知れずその美化に努めた人がいることを、私自身、西遠女子学園で教わりました。
この俳句も、その想いも、伝わればとても嬉しいです。

