小さな白板2026 第15週

図書館入り口に掲げている「小さな白板(ホワイトボード)」。百花繚乱の素敵な季節に合わせ、第15週は「花」がテーマです。

週最初の花は「れんげう」つまりレンギョウです。風になびくレンギョウの黄色い花を「黄の風」と言い、春の航空公園ののどかな様子を彷彿(ほうふつ)とさせます。西遠にもレンギョウの花があります。西遠のレンギョウはこじんまりとまとまった小ぶりな木ですが、風に揺れるぐらいの長さになるといいなとひそかに思っています。そしたら、西遠にも黄の風が渡りますね。

火曜日の花は「コブシ」です。木いっぱいに白いコブシの花が咲くと、本当に美しいですね。「こぶし」という名前にも、凛とした力強さを感じます。
西遠にもこぶしの花が咲きます。講堂の南に1本、東の塀に沿って数本、桜より少し早めに春の訪れを告げる木です。

水曜の花は沈丁花(ジンチョウゲ)。この歌の通り、気づかぬうちに咲いていて、その香りに「あ、ジンチョウゲ!」と気づかされます。その香りのおかげで、庭の一角が幸せに満ちるのですね。
ジンチョウゲ、西遠の中で見つけたことはないのですが、ご近所に咲いているのを、やはり「香り」で発見しています。実は昔、我が家の駐車場の植栽を何にするか家族で考えた時に、私の案が通ってジンチョウゲが植えられたのでした。が、あまり強い木ではなかったので、数年後にサツキに植え替えられてしまい、悲しかった記憶があります。

クリスマスローズという名前のせいで、クリスマスの頃咲く花だと思われているかもしれませんが、クリスマスローズ(略してクリロー)は春先の花です。
作者は自身の庭のクリスマスローズたちを見ながら、株分けしてお友達のおうちにも行ったクリスマスローズの花を想っているのでしょう。
西遠のクリロー君は、レストランと東館の間に咲いています。

ハナミズキは、清楚な花が素敵ですね。そこに「行く春のかすかな愁い」を感じる作者。次の季節の到来も嬉しいですが、初夏のエネルギーに推されて春という季節が終わってしまうのはちょっと寂しいですね。
西遠のハナミズキも、白い花の木とピンクの花の木が交互に植えられているので、この短歌に出会った時に、本館南のハナミズキを思い浮かべたオオバでした。

ランタナは外来種。強い繁茂力を持っています。アフリカ由来の花と聞いていますが、作者がその名に「妖(あや)しさ」を感じたように、私もこの花の名を知った時、エキゾチックな感じがしたのを覚えています。

花の名前を覚えると、世界がちょっと広がりますね。