シルバーウィーク明けの木・金・土の白板をどうぞ。
9月24日(木)
秋天のはてなき真澄ころころと狗尾草(えのころぐさ)も首振りながら
坂井修一

エノコログサは、猫じゃらしとも。すごいですね、同じ植物に2つの名があって、「猫」と「犬(狗)」が同居するなんて。猫はこれにじゃれるし、犬のしっぽにも見えますね。
大きな秋空と、足元の小さなエノコログサ。大と小、静と動。対比が素敵な短歌です。

9月25日(金)
あやとりの赤ひもほつれてゆくように水平線に夕日あそべり
長澤ちづ

雨ばかりの週だったので、夕日が恋しくなりました。水平線に遊ぶ夕日の光を見ていたら、あやとりを思い出してしまったのでしょう。そこにはきっと幼い日への郷愁もあるのではないでしょうか。情景が浮かぶ短歌です。
9月26日(土)
カップアイスの蓋を開けたら月の香りがして空に月が出ていく
長澤ちづ

残念ながらこの日も雨。でも、中秋の名月と満月のある今週、ぜひお届けしたいと思い、この短歌を掲載しました。
カップアイスの蓋を開けたら、という出だしが素敵ですね。月の香りってどんな香りだろう?と想像しました。

