演劇教室

今日は、「小春日和」という言葉がぴったりの浜松です。
西遠では、連休明けの今日、「演劇教室」が行われ、
全校生徒がシアター青芸さんの演劇『THE WINDS OF GOD』を鑑賞しました。

平成の漫才コンビが、自転車事故の衝撃で、1945年8月の日本、特攻隊の基地にワープしてしまうお話です。
最初の漫才シーンでは、生徒たちは大笑い。
時空を超えてしまってからも、ミスマッチな会話に笑いが起きます。
けれど、次々と仲間が出撃する中で、
だんだんと、彼らは現代に帰れるんだろうか…と不安になります。
このお芝居は、以前も本校の演劇教室で上演したことがあります。
先生方の中にも大変良いお芝居なので再演をとの声が多く挙がり、
戦後70年の今年、再演が実現しました。
生徒の心の中に、終戦間近の時代の緊迫感が宿ったのではないでしょうか。

作者である今井雅之さんは、この5月に亡くなられましたが、
彼の書いたこの演劇はこれからもたくさんの人の心を打つことでしょう。
シアター青芸の皆様、素晴らしいお芝居をありがとうございました。