ガラパゴスに愛を込めて

今日は、ダーウィンの「種の起源」が出版された日なのだそうです。
1859年11月24日(安政6年11月1日)に、チャールズ・ダーウィンが出したこの本は、神が人間を作ったというキリスト教の考えのもとで、大きな反響(というか反発)を呼びました。
グーグルの画面を見たら、今日はサルの進化のイラストになっていたので、
「おお、今日はダーウィンの『種の起源』出版日だからね」と思ってクリックしたらば、
「アウストラロピテクスのルーシーは、1974年11月24日にエチオピア北東部ハダール村付近で発見された318万年前の化石人骨である。」
とあるではありませんか。
アウストラロピテクスの化石が発見された日でもあったのです。
こちらは初めて知りました。
11月24日は、「進化」に深~く関連した日なのですね。
私にとってダーウィンは、
1998年のHR展で自分のクラスがガラパゴスをすると決まってから、
ぐーんと身近で特別な人になり、
結構彼のことは調べましたし、
彼の伝記も読んだりしました。
「種の起源」を発表してから、ダーウィンさんは散々な目に遭っていて、
「彼もいろいろ大変だったんだなあ・・・」なんて、月並みながら感想を持ったことを、
伝記を読んでから10年以上たった今でも覚えています。
ダーウィンがガラパゴスを訪れ、様々な生き物に驚き、興味をひかれたのが、1835年のこと。
その頃には、今よりももっとたくさんのゾウガメやイグアナがいたんでしょうね。
ガラパゴスのHR展というと、
ゾウガメの頭部をリアルにつくったMさんの「偉業」や、
たった二人で1メートル以上あるガラパゴスアシカを作りあげた苦労人コンビ、
「帰れソレントへ」を替え歌にして、ガラパゴスの歌にして大笑いしてた「イグアナ製作班」、
ひたすら針金を細かく切って、ガラパゴスサボテンを作り上げたHさん・・・
今もいろんな顔が次々浮かんできます。
夏休みのある日、ガラパゴスも撮っている写真家の写真展があるのを知って、「静岡市まで行ってきなさい!」と責任者に(今思えば無体な)電話をしたこともありましたっけ(笑)。
思い出は尽きません。
「ガラパゴス」というと、いまだに、すぐに飛びつくオオバですので、
少し前にNHK[ダーウィンが来た」で、久々にガラパゴスの動物を扱ってくれた回もルンルンしながら見ましたし、録画もしました。
扱ってくれたのは、飛べない鳥の「ガラパゴスコバネウ」でした。
あの時のガラパゴスメンバー、見てたかしら。
そして、BS朝日でも時を同じくして2週連続でガラパゴスの番組を放映。
一回が2時間程の番組なので、録画して、今少しずつ見ているのですが、
ガラパゴスの動物たちのことを今回もいろいろ知ることができて、感激の連続なのです。
特に、私がHR展の時に写真集で見てその脚の青さに魅了された「アオアシカツオドリ」が、
実際に歩く姿、求愛するポーズ、そして水に急降下するかっこいい姿を初めて映像で見ることができ、
私は、深夜に見ていたことを忘れ、思わず歓声を挙げてしまいました。
BS朝日さん、ありがとう!と心から思いました。
そして、番組の中でガラパゴスを訪れた三浦豪太さんが心底うらやましかったです。
アオアシカツオドリさんの脚がどんなにキレイな青色なのかは、こちら(ナショナルジオグラフィックの動物大図鑑より)でお確かめください!
ガラパゴスに行きたしと思えども、ガラパゴスはあまりに遠し。
せめてテレビでガラパゴスの動物を見ん。
・・・と、ガラパゴス熱の高まりを感じながら、
98年に何度も心が飛んでいく最近のオオバです。

上野動物園のガラパゴスゾウガメの「タロウ」↑ 元気かなあ?