部活を頑張るということ

今日は、雨も心配される中、校庭での全校朝礼を講堂に切り替え、中学生徒会進行で、中学の運動部の皆さんの壮行会が行われました。
中体連の試合は、6月末から始まります。
舞台上だけでなく、舞台前にも部活生が集まり、それはそれは壮観。
(といっても、大庭はその横にいたので、全体像は見えなかった…。)
公式ブログの写真をお借りしちゃうと、こんなふう↓でした。

全校生徒を前にして、各部活動の部長さんが、大会に臨む抱負を述べました。
会場からは大きな拍手。
中高一貫の醍醐味は、中3生を見守る上級生が大勢いることですね。
先輩たちも、かつて来た道を思い出しながら、心からの声援を送ってくれたことでしょう。
高体連の方は、5月の間にかなりの部活が戦いを終え、高3生の引退、新しい部活態勢に入っていると思います。
部活動を頑張るということ、それは人生の得難い経験です。
挫折や屈辱や、苦労や努力、それを共にする仲間との連帯、軋轢、乗り越えて育つかけがえのない友情、そして達成感や感動。
もちろん、努力が功を奏さないことの方がはるかに多い。
頑張ったら誰でも栄冠を勝ち取れるわけではなく、
くじ運やミスに泣いたり、「あの時、~だったら…」と仮定法の考え方をしてしまったりすることもたくさんあるでしょう。
全ての人の上に栄冠が輝くわけではないことを、誰よりも知っている部員たち。
彼女たちのそうした経験全てが、人生の財産になると思っています。
何より、仲間の存在そのものが、人生を大きく支え、助けてくれます。

部活を頑張るということの意味を、中学生には特に噛みしめてもらいたい。
舞台に立ち、拍手をもらった各部活の活躍を心から祈ると共に、
そこには立たなかった、別の面で活動する部活の人たちの努力もまた応援したいと思います。