弁論大会、開催

国際ソロプチミスト浜松のご後援を得て、今年も弁論大会が開催されました。
今年度から名称もグレードアップ、その名も、
「女性の生き方を考える弁論大会」です。
2時間目は高校の部、3時間目は中学の部で、それぞれ6名ずつが自分の弁論を堂々と発表しました。
中学では、1年生が「身近な女性にインタビューして、内容と感想。意見をまとめる」、2年生が「夏休みの職場見学を通して『働く』ということの意味を考える」、3年生は「指定された本の中から1冊を読み、感じたことをまとめる」という課題に全員が取り組み、各学年代表2名ずつが舞台に立ちました。

高校生は、4年生が著名な女性の著書を読んでその人の生き方を紹介しながら、自分の考えを述べ、5年生は新聞記事から女性に関する記事を見つけ、それをさらに深く調べてまとめ、発表しました。
ダイアナ妃、サリバン先生、アラブやアフリカの女性の置かれた環境と問題、「保育園落ちた、日本死ね」という言葉が生まれた背景など、大人の我々が聞いても考えさせられる、聞き応えある弁論が続きました。
高校の部では、国際ソロプチミスト浜松の畑会長様より素晴らしいお言葉をいただきました。
それは、浜松のソロプチの最高齢会員の方が作られた「もしソロプチミストでなかったら」という詩を、「ソロプチミスト」を「西遠の卒業生」という言葉に置き換えての朗読でした。
もし西遠の卒業生でなかったら、生涯の友を得ることはできなかった、
もし西遠の卒業生でなかったら、こうした弁論大会で世界の女性の現実を知ることはできなかった、
もし西遠の卒業生でなかったら、奉仕の精神を育めなかった…
・・・書きとめられませんでしたので、正確な表現ではありません、ごめんなさい。
でも、聞いていて胸が熱くなりました。
西遠の弁論大会を含む「女性教育」の取り組みに最大の賛辞をいただきました。

畑会長様、そしてソロプチミストの皆様、本日は本当にありがとうございました。
発表者の真剣なまなざし、力強い弁論が、客席の生徒たちの心にしみわたり、弁論を聞いた1人1人の生き方に何かしらの影響を与え、自己と向き合う機会になったはずです。
弁論大会はもちろん、女性の生き方を考えていく西遠独自のプログラムを通じて、西遠生が大きく成長していけたらと思います。