講堂朝会(高校)感想

6月28日(土)の高校講堂朝会の集会記録、
昨日コメントを入れ終わり、学年に返却しました。
テスト直前の土曜日だったにもかかわらず、
私の話の要点をちゃんとまとめていて、
感想をしっかり書いてくれていることに
安堵と嬉しさを感じながら読みました。
この時に私がお話したのは、
☆自主規制は生徒自身の手で作り、守っていく西遠独自の規則である。それを守らないで、放っておくことは、自分たちの手から権利を放してしまうのと同じ。今年はその改正年に当たることを自覚し、これからの西遠を考え、自主規制を守りながら改善すべき点を考え、正規の改正手続きを取ろう。
☆出張で聞いた2つの講演について。マニュアル化と合理化が嫌いだとして、ご自分で会社を興し、頑張っていらっしゃる社長さん。そして、今の若者のステレオタイプ化した言葉や、語る時の表情のなさへの苦言を呈したNHKアナウンサーさん。表情のなさは私自身も朝の正門指導で感じている。笑顔が人に与える印象を考え、もっと笑顔を意識して作っていこう。(そこで、隣同士で笑顔の練習をしました!)
☆「友情」が発行された。この一冊ができるまで、友情編集委員は大変な苦労をしている。ものが出来上がるまでには、「縁の下の力持ち」的な存在がたくさんあることを忘れないでほしい。
☆『旅の絵本』(安野光雅著)の紹介。
でした。
笑顔の話は、かなり身につまされた高校生も多いようで、
「これからは笑顔を意識します」という決意表明も多くありました。
講堂朝会を機に、意識改革をしてくれるのは嬉しいことです。
笑顔の話の中では、タカラジェンヌさんたちの笑顔の秘密についても少し紹介しましたので、
宝塚ファンの生徒から熱い感想もいただきました(笑)。
また、「マジ」「ウザイ」などの言葉だけで自分を語ろうとする語彙の貧困についても、
反省の弁が聞かれたり、そういう風潮への批判も書かれたりと、
言葉への関心はみんな高いのだなと思いました。
「友情」編集裏話には、友情編集委員への慰労の言葉や、
そういう苦労があって出来上がった「友情」を読むのを楽しみにしているといった言葉まで。
この集会記録、友情編集委員に読ませてあげたら感涙にむせぶのでは…とも思いました!
また、受験勉強に疲れた6年生からは、「字のない本なら癒されるかもしれない」と、
安野さんの絵本への関心が語られていました。
そうそう、図書館ブラウジングルームに行って、安野さんの絵本を手に取り、しばし癒されてくださいね。

「続き」には、各学年1人ずつ感想を掲載しますので、どうぞお読みください。


6月28日講堂朝会感想


【4年生】
私は言葉を略したりするのが苦手です。でも、略した言葉とは知らずに使ったりしていたことがあります。「マジ・ウソ・ヤバイ・ウザイ」…こういった言葉は自分では使いたくないと思っています。理由は、今日校長先生がおっしゃっていたのと同じで、薄っぺらいと思うし、ただでさえ言葉で表現したり上手に相手に伝えたりするのが下手な私がそういった言葉を使っていたら、大人になってから困ったり、知らず知らずのうちに人から嫌なふうに思われてしまうと考えたからです。つい、友達と同じような口調や言葉遣いになりがちですが、丁寧に話すようにしたいです。
【5年生】
平成建設の社長さんがおっしゃったという「マニュアル化と合理化が嫌いです」の「マニュアル化」についてはすごく共感しました。例えば、店員さんがマニュアル通りに何の感情もないロボットみたいに接客しているのは、見ていて心地良いことではありません。自分も、マニュアルがなくては動けないようない人にはなりたくありません。でも、今の世の中は、いろんなところでマニュアル化が進み、バイトをする学生などはそうでなければ何をしたらいいのかわからない、というような現状だと思います。これを改善するには、私たち若い人がそれぞれ意識することが必要だと思いました。
【6年生】
 西遠のたくさんのイベント毎にカメラを持って走り回る友情編集委員の姿はどこかかっこいいなと思い、その姿を見かけるたびに、次の紙面に載る記事が楽しみで仕方ありませんでした。私は、生徒が写真を撮り、先生方が文章を構成しているのだと思っていたのですが、友人の一人が友情編集委員で「文がうまく書けない!」と嘆いている姿を見てとても驚きました。そして「うまく書かないと先生に怒られる…」と言っている友人がひどくカッコよく見え、「友情」は生徒が手掛けたすごい一冊なのだと改めて思い「すごいなあ…」と思うばかりでした。一度だけ「友情」のインタビューを受けたことがあるのですが、その時の編集委員は後輩とは思えないほどハキハキとテンポよく質問を重ね、逆にこちらが緊張してしまったのを覚えています。そのあとの「友情」のインタビュー記事を見て、私のつたない言葉が友情編集委員の力でちゃんとした文章になっていたのを見て、軽く感動しました(笑)。友情編集委員の人たちは、学生という身にして、文章力・行動力等が長けているのだということを、今回の先生の話を機に、多くの人が知ってくれたらいいなと思いました。