使えない、使わない

私は、国語科の教員だからというわけではありませんが、
『新しい言葉』に飛びついて、それを使うということができません。
言葉というのは、正しいか正しくないかというものが恒久的なモノではありませんので、
流行語や新語も、時がたてばいつかは正式な言葉になるのでしょうが、
だからと言って、流行の先端を行って危なっかしい言葉を使おうとは露も思わないのです。
そういう言葉って、軽薄で、かつ美しさを全く感じないからです。
オオバ、言葉には結構頑固です。
いまだに使えない言葉。
「ワタシ的には」
「はんぱない」
「なにげに」
そして、
「真逆」。
この「真逆」という言葉を、このところ天下の(!)NHKが使うのが我慢なりません。
「『正反対』と言いなさい、『正反対』と!」・・・とテレビに向かって言い返してます。
マギャク…!?
あああああ、美しさが微塵も感じられないのであります。
2000年以降に出てきた言葉のようですね。

軽薄なる新語を憂う之図

因みに、毎朝楽しみに見ているEテレ「にほんごであそぼ」では、そういうヘンテコな言葉は出てきません。
なんて言ったって、あの日本語に厳しい美輪明宏さんが「みわサン」として出演されていますから。
安心して見られる番組です。
というか、50過ぎても勉強になる番組です。
世の中にはヘンテコな言葉が氾濫しているのですが、
皆さんには、気になって使えない言葉ってありませんか?