恩師とのお別れ

去る3月24日、西遠に長くお勤めだった社会科の神谷司郎先生がご逝去されました。93歳でした。私自身、中学3年生の時に、神谷先生から「公民」を教わった生徒として、マイクを持って教壇に立たれる神谷先生独特の授業スタイルが忘れられません。達筆な板書は、中学生にはちょっと難解過ぎましたが、それも神谷先生を語るうえで欠かせない思い出ですね。いつも、カメラを持っていらして、写真を撮っておられました。同じ社会科の故川合良治先生の告別式で弔辞を読まれたのも、神谷先生でした。もう一つ思い出すのは、社会科準備室のこと。昔の高校館3階の社会科準備室(社会科教室の東の小部屋)には、川合先生や神谷先生、それに数学の戸田先生もいらして、コーヒーのいい香りが漂っていて、昭和の良き時代がありました。視聴覚クラブの一員だった人間には、あの部屋も忘れられない場所です。

神谷先生は、2017年に西遠を訪れてくださっています。 高校第13回卒業生の皆様が、90歳になられる神谷先生をお迎えして、同窓会を開かれたのです。→この日の様子はこちらをどうぞ。

決して多弁ではないけれど、かくしゃくとした神谷先生のお姿を、私たちはいつまでも忘れません。神谷先生、長い間のご指導本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。