本で出会った良い言葉

只今、西遠は「朝の読書」週間です。
全校朝礼もなしにして、朝の15分間、教室では先生も生徒も読書をします。
生徒の皆さん、どんな本を読んでいますか?
今週土曜日には、全校講堂朝会があるので、
そこで、ぜひ読書週間中に何を読んだか聞きたいなと思っています。
(と、さりげなく予告・・・笑)
本を読んでいると、良い言葉に出会うことがよくあります。
しばらくそのページをじっくり読み直したりして、良い言葉の周辺を味わいます。
その後、立ち去り難い気持ちを残して、ページをめくるわけですが、
付箋などを持ち合わせていない場合、仕方なくページの隅をちょっとだけ折ります。
dog earですね。
本当は本を傷つけたくないけれど、
記憶力が確実に下がっている自分の年齢を考えると、やはり痕跡を残しておきたいので仕方なく…。
(あ、自分で買った本の時だけですよ。人の本は大事~にします!)
そして、「記録ノート」に読書記録をつけている生徒の皆さんに倣って、自分の「読書ノオト」をワードで綴っています。
これも備忘録的なものではありますが、結構役に立っています。
そこに、本で出会った良い言葉を打ち込みます。
打ち込むのは時間がかかるけど、打ち込んでいる時間が好きです。
今日打ち込んだ、ある本の一節をご紹介します。
昨日「女性教育講演会」でお話いただいた佐藤真琴さんの「隣人を愛しましょう」につながる言葉として、ぜひ生徒の皆さんにも紹介したい一節です。
本当に人間らしい関係とは、どういう関係だろう。――君のお母さんは、君のために何かしても、その報酬を欲しがりはしないね。君のためにつくしているということが、そのままお母さんの喜びだ。君にしても、仲のいい友達に何かしてあげられれば、それだけで、もう十分うれしいじゃないか。人間が人間同志、お互いに、好意をつくし、それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。そして、それが本当に人間らしい人間関係だと、――コペル君、君はそう思わないかしら。
何の本か分かりますか?
今話題になっている本です。
このお話も、講堂朝会でしたいな、と思っています。